「地元で好きなことをして生きる」を選んだ人々との出会いの記録 森まゆみの最新エッセイ『野に遺賢をさがして』が5月23日発売

森まゆみの最新エッセイが発売

 森まゆみの新刊『野(や)に遺賢(いけん)をさがして——ニッポンとことこ歩き旅』(亜紀書房)が、2025年5月23日に発売される。

 著者の森まゆみは、1954年生まれ。大学卒業後、PR会社、出版社を経て、1984年に地域雑誌『谷中・根津・千駄木』を創刊。聞き書きから、記憶を記録に替えてきた。その中から『谷中スケッチブック』『不思議の町 根津』(以上、ちくま文庫)が生まれ、その後『鷗外の坂』(新潮社)で芸術選奨文部大臣新人賞を受賞。『彰義隊遺聞』(集英社文庫)、『「青鞜」の冒険』(集英社文庫、紫式部文学賞)、『谷根千のイロハ』『聖子』『聞き書き・関東大震災』(以上、亜紀書房)、『子規の音』(新潮文庫)などを送り出している。近著に『じょっぱりの人――羽仁もと子とその時代』(婦人之友社)、『谷根千、ずーっとある店』(朝日新聞出版)などがある。

 本書は、著者の森まゆみが日本中を気ままに歩き、偶然の旅で出会った、野の人、地の人、町の人との出会いが綴られている。懐かしく、地道で豊かな歴史を掘り起こした17本の旅の記録だ。

 都会に出るのではなく、地元で好きなことをして生きることを選んだ〝遺賢(在野の優れた人物)〟たち。そのような人びととの出会いに加え、各地の歴史をひも解きながら、かつてその土地で活躍した名士たちの足跡も紹介。聞き書きの名手として知られる森まゆみの魅力が詰まった一冊となっている。

書籍情報

『野に遺賢をさがして——ニッポンとことこ歩き旅』
著者:森まゆみ
発売日:2025年5月23日[金]
税込価格:2,200円
出版社:
商品紹介URL:https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=1205

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