カツセマサヒコ、けんご、木爾チレン……人気作家45人が"花粉"を綴るエッセイ集『花粉はつらいよ』 4月25日発売

直木賞ノミネート作家・岩井が編集を手がけたアンソロジー『花粉はつらいよ』(亜紀書房)が、4月25日に発売される。
岩井圭也は、『永遠についての証明』で第9回野性時代フロンティア文学賞を受賞し、小説家デビュー。『完全なる白銀』で第36回山本周五郎賞候補に、『われは熊楠』では第171回直木賞候補にノミネートされるなど、今最も注目を集める若手作家だ。
本書は、そんな岩井が編集した“世界初(?)の花粉症アンソロジー”。人気作家やエッセイスト、ライターなど総勢45名が集結。『明け方の若者たち』が北村匠海主演で映画化されるなど若い世代を中心に人気小説家・カツセマサヒコ、詩人として活動しながら小説デビュー作『いなくなくならなくならないで』が芥川賞にノミネートされ話題となった向坂くじら、著書が吉沢亮主演で映画公開された五十嵐大、女子校を舞台にしたデスゲーム『二人一組になってください』が10万部を超えるヒットになるなど注目を集める小説家・木爾チレン、TikTokで紹介した小説がベストセラーになるなど若い世代の読者の導き手として支持される小説紹介動画クリエイター・けんごなど、そうそうたる書き手が参加している。
「共感しかない」「涙と鼻水なくして読めない」花粉症エッセイを、それぞれの視点で綴った一冊。花粉症患者も、そうでない人も必読のアンソロジーだ。
商品情報
花粉はつらいよ
著者【編】岩井 圭也
価格:1,760円(税込)
発売日:2025年4月25日
判型:四六判
製本:並製
頁数:192頁
ISBN:978-4-7505-1874-9
[目次](各タイトルや順については変更される場合がございます。)
巻頭言 岩井圭也
Ⅰ
「楽器じゃなくなった日」ひらいめぐみ(ライター)
「花粉という名の服を着て」本間悠(佐賀之書店店長)
「クラス6」愛野史香(小説家)
「花粉症、それは恋」宮田珠己(エッセイスト)
「ゆけ、くしゃみ」向坂くじら(作家/詩人)
「どうせ特別な治療してんだろ!」武田砂鉄(ライター)
「季節は巡り、時代は巡る」稲垣栄洋(植物学者)
「花粉のトリクルダウン」東 千茅/樫(農耕者/全日本棍棒協会会長)
Ⅱ
「ひとつ屋根の下」光用千春(漫画家/イラストレーター)
「母と息子のDNA」五十嵐大(作家)
「頑固じいさんと洟水」秋谷りんこ(小説家)
「サブカルをこじらせて花粉症になった」木爾チレン(小説家)
「疑惑の春」竹田信弥(双子のライオン堂店主)
「ぼくのオーバーホール」栗秋正寿(登山家)
「最強の花粉症対策」山本ぽてと(編集者)
「花粉より猫がいい」谷川嘉浩(哲学者)
Ⅲ
「ティッシュ・コミュニズム」綿野恵太(批評家)
「症状と自由」pha(作家/蟹ブックス)
「福寿草」北大路翼(俳人)
「すべての道は鼻に通ずる」阿部公彦(英文学者)
「いいから病院へいけ」カツセマサヒコ(小説家)
「あの音」髙倉大輔(写真作家)
「腐海の森へ」イモトユウヤ(旅人/季節労働者)
「マスク男、花粉症に救われる」頭木弘樹(作家)
Ⅳ
「花粉症って言うな!」インベカヲリ★(写真家)
「なぜ耳鼻科の待合室は混雑しているのか」岩井圭也(小説家)
「サイン」牟田都子(校正者)
「逃げてもいい」オカヤイヅミ(イラストレーター/漫画家)
「克服の兆し」吉開菜央(映画作家/ダンサー)
「絶望の花粉症一年目、恩機との出会い」けんご(小説紹介動画クリエイター)
「花粉症の否認」尾久守侑(詩人/精神科医)
「アレルゲンとダンスする」伊藤雄馬(言語学者)
Ⅴ
「旅の力と花粉症」石川直樹(写真家)
「宇宙最強レベルのアレルギー」宮崎智之(文芸評論家)
「くしゃみの波をキャッチせよ?」森元斎(アナキスト)
「時限爆弾」川端健太(画家)
「いつもちょっとだけ」寺地はるな(小説家)
「バスは遅れ、ブタクサは枯れ、私は洟をすすった」高森順子(社会心理学者)
「予行練習」吉田大助(ライター)
「小さな死の微粒子」山内朋樹(美学者/庭師)
コラム「花粉はつらそうだよ」
1 風邪だか花粉症だかわかりません 高橋久美子(作詞家/作家)
2 スギやヒノキから感じる太古の地球 瀬尾一樹(樹木医)
3 特別観察対象者K-7103 栗下直也(ライター)
4 やめられない、とまらない、ハックショイ 栗原康(アナキスト)
5 マスク一枚の距離感 江上越(画家)























