小説版『フロントライン』発売決定 日本中で話題となったあの豪華客船で、本当は何が起こっていたのか?

小栗旬×松坂桃李×池松壮亮×窪塚洋介の超豪華キャストが集結した映画「フロントライン」が、2025年6月13日(金)に全国の劇場で公開決定。映画公開に先駆け、渾身の小説版『フロントライン』(サンマーク出版)が、2025年5月29日に刊行される。
2020年2月、世界中に恐怖を広げた新型コロナウイルスを乗せた豪華客船、ダイヤモンド・プリンセス号が日本の玄関口で足止めされた。3,700人の乗客と乗員が閉じ込められた船内で、何が起きていたのか?
感染者数が日々増加する絶望的状況の中、見えない敵との壮絶な戦いと人間ドラマが交錯する。数々の大ヒットドラマを手がけてきた名プロデューサーが渾身の筆で描く、事実に基づく衝撃のデビュー小説。今、あの船内の真実が明かされる。
著者は、映画「フロントライン」の企画・脚本・プロデュースを担う増本淳。「THE DAYS」「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」「白い巨塔」「救命病棟24時」などの名ドラマプロデューサーが、初めて小説という表現に挑み、私たちの社会に鋭い一石を投じる。
2020年2月。新型コロナウイルス感染者を乗せたダイヤモンド・プリンセス号が横浜に入港した瞬間、日本は未曾有の危機に直面した。
その時、未知のウイルスと対峙していたのは、災害派遣医療チームDMAT(Disaster Medical Assistance Team/ディーマット)。彼らは地震や洪水などの災害対応のエキスパートであり、感染症対応は任務外。出動する義務すらなかった。
しかし彼らは、厚労省の要請を受け、 ダイヤモンド・プリンセス号へと乗り込む。そこにいる乗客たちの命を守るために――。
船内で感染が猛威を振るう中、メディアは容赦ない批判を浴びせた。「致命的な対応ミス」「船内隔離は非人道的」という声が渦巻き、現場の真実は闇に葬られていった。
それでも彼らは反論せず、ただ黙々と命の救出に全力を注いだ。「命を守るために、やれることは全部やる」。それが、DMATの精神だから。
これは、メディアが決して伝えなかった、未知の敵との戦いに身を投じた者たちの、息詰まる実話だ。あの密閉された船内で、何が起きていたのか? 誰も知らなかった真実とは?
パンデミック初期の記憶が風化しつつある今、この一冊は、危機に立ち向かった医療者たちの魂の記録であり、あのとき本当は何が起きていたのかを伝える重要な証言だ。
書誌情報
『フロントライン』
四六判並製
本体価格:1,600円(税込1,760円)
ISBN978-4-7631-4181-1 C0093
本文320ページ
2025年5月30日初版発行
























