『チ。』原作者・魚豊がセルフパロディ!? サンタ服のノヴァク、テレビを観るバデーニらのイラスト公開

 現在放送中のTVアニメ『チ。―地球の運動について―』(以下、『チ。』)にあわせて、原作者の魚豊が描き下ろしイラストを公開した。

 2020年9月に『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で連載開始し、2024年10月よりNHK総合にてアニメが放送中の『チ。』。本作は、15世紀ヨーロッパを舞台に、教会からの激しい弾圧の中、地動説を証明しようとした者たちのロマンと奮闘を描く。

 原作者の魚豊は、公式X(Twitter)で毎週アニメの放送にあわせた描き下ろしイラストを公開しており、その中には『チ。』本編では観られないような“セルフパロディ”も多く見られる。

 第1話の放送前に公開されたイラストでは、主人公のラファウがテレビの前に座り、手にしたリモコンを不思議そうに見つめている様子が。ほかにも、金を稼ぐことを信念とするドゥラカがクレジットカードを手にした姿や、証券取引所らしき場所で笑みを浮かべる姿など、時代を超えた遊び心あるイラストが投稿された。

 なかでも、特に作者の遊び心が感じられるのが、2024年12月21日の第13話の放送にあわせて公開されたノヴァクのイラスト。第13話では容赦ない拷問でオクジー、バデーニらを追い詰めていたノヴァクだが、描き下ろされたイラストには、サンタ服に身を包み、「merry Xmas」の言葉とともにニッコリ微笑む姿が。本編とのギャップが著しい、クリスマスならではの1枚となった。

 全25話を予定しているアニメ『チ。』は、現在クライマックスに差し掛かっており、3月1日には第23話が放送される。残すところあとわずかだが、クライマックスに向けて、魚豊がどんなイラストを投稿するのかも楽しみに見ていきたい。

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