『葬送のフリーレン』作者が描いたラムちゃんに絶賛の声 尾田栄一郎や青山剛昌も参加したコラボ企画を振り返る

人気ファンタジー漫画&アニメ『葬送のフリーレン』の公式Xが2月2日、節分の日に合わせて、作画担当のアベツカサが『うる星やつら』のラムちゃんを描いたイラストをポストした。原作の賑やかな存在感と対照的に、静かな印象で新たな魅力を引き出しており、ファン垂涎のコラボに絶賛のポストが相次いでいる。
— 『葬送のフリーレン』公式 (@FRIEREN_PR) February 2, 2025
こちらは『うる星やつら』の45周年を記念して、2023年8月23日発売の「週刊少年サンデー」に掲載されたもの。参加した漫画家は総勢33人で、2024年1月の『うる星やつら』アニメ第2期放送に向けて、作者・高橋留美子の情報を伝える公式Xでも公開されてきた。
2024年1月放送開始のアニメ2期に向けて、サンデー連載作家&活躍中のレジェンド達の特別描き下ろしイラストを、カウントダウン式で大公開!!
第1回は『#名探偵コナン』の「#青山剛昌」先生!! pic.twitter.com/ovXTmLKNpg
— 高橋留美子情報 (@rumicworld1010) September 4, 2023
そのラインナップがすごい。第一回の『名探偵コナン』青山剛昌に始まり、あだち充に久米田康治、藤田和日郎、『MAJOR』の満田拓也、さらには『ONE PIECE』の尾田栄一郎に、『BEASTARS』の板垣巴留&『刃牙』シリーズの板垣恵介親子、空知英秋など、「サンデー」の人気作家を中心に他誌のスター漫画家も巻き込んだ、レジェンド・高橋留美子ならではの豪華企画だった。
今回『葬送のフリーレン』公式Xで公開されたイラストのように、『うる星やつら』の象徴的キャラクター・ラムちゃんを描いた作品もあれば、思い思いのお気に入りキャラクターを描いたものもあり、また原作に忠実に描くことでリスペクトを捧げた一枚もあれば、作家の個性が爆発した楽しい一枚もある。
例えば、『うしおととら』や『からくりサーカス』などのヒット作で知られる少年漫画界のレジェンド・藤田和日郎は自身のXで、高橋留美子本人から「こういう企画の時は、似てるよりもその先生の絵柄の私のキャラクターが見たいと思う」と聞いたというエピソードを明かし、バッチリ“藤田版ラムちゃん”を描き上げつつ、「イヤイヤ、おれはおれの絵柄のラムちゃんなんてイヤなんすよう先生~~」とポストしていた。
2024年1月放送開始のアニメ2期に向けて、サンデー連載作家&活躍中のレジェンド作家達の特別描き下ろしイラストを、カウントダウン式で大公開!!
第27回は『#うしおととら』『#双亡亭壊すべし』等の「#藤田和日郎」先生!! pic.twitter.com/20EHWFZhPw
— 高橋留美子情報 (@rumicworld1010) December 4, 2023
一方、本企画のラストを飾った『銀魂』の空知英秋は、ラムちゃんを美麗に描きつつ、“電撃”の先に、同じく高橋留美子の大ヒット作『らんま1/2』の早乙女玄馬(パンダ姿)と、『銀魂』に登場するペンギンのような宇宙生物・エリザベスの姿を描写。ともに言葉ではなく「看板」で会話をするキャラクターで、エリザベスは「パクってすみません」と陳謝、玄馬は「なんでわしまでおしおき?」というツッコミを見せる……という、自虐ネタを交えたユーモラスな作品に仕上げていた。
2024年1月放送開始のアニメ2期に向けて、サンデー連載作家&活躍中のレジェンド作家達の特別描き下ろしイラストを、カウントダウン式で大公開!!
ラストは『#銀魂』の「#空知英秋」先生!! pic.twitter.com/Xel86b3Hxn
— 高橋留美子情報 (@rumicworld1010) December 25, 2023
「節分」と「鬼(ラムちゃん)」という取り合わせのタイミングで公開された、今回の祝賀イラスト。イベントや季節の行事に敏感に、関連するポストを続けてきた『葬送のフリーレン』公式Xらしい、サービス精神あふれる投稿だった。






















