【漫画】女学生は同調圧力に勝てるのか? 人の顔色を窺ってばかりの少女を描いた『私を嫌いにならないで』に共感

――SNSに載せようと思ったのはなぜでしょう?
萩中ろみ(以下、萩中):電子作品集『坊ちゃん女装はおやめください』の宣伝として載せてみました。「主人公がんばれ!」や「オリビアがカッコいい!」のような感想がいただけて嬉しかったです。
――制作のきっかけについて教えてください。
萩中:「寄宿舎が好きなので、それにまつわる物語を描きたい」と思ったのがきっかけで描きました。
――「孤高のオリビア」というニックネームがキャッチーだったり、ピアノの音が印象的だったりしましたが、どこから着想されたのでしょうか。
萩中:「気高い感じにしたい」と思ったので、うんうんと悩んで捻り出したのが「孤高」という言葉でした。あとは主人公が引っ込み思案だから、絶対話しかけられないなと。だから何かきっかけを作ってあげないといけないと思いピアノを登場させたんです。世界観にも合いますし。
――作画やキャラデザインについてはいかがでしょう?
萩中:寄宿舎や校舎に差す光が好きなので、それをトーンで表現できるように頑張った記憶があります。
――他に制作時の苦労や報われたことなどがあれば教えてください。
萩中:お話作りに悩んで、たくさん直した気がします。担当さんがすごく助けてくれたので、どうにか完成させることができました。皆さんから感想をいただいた時も「報われたな」と感じましたね。
――本作は作品集『坊ちゃん女装はおやめください』に収録されていますが、作品集の見どころなどがあれば教えてください。
萩中:寄宿舎系のしっとり(?)とした読切や、カラッとしたラブコメなど色々な作品が収録されています。その日の気分によって選んでいただけるところがおすすめポイントなのかなと。
――憧れ、影響を受けた作品や作家はいますか?
萩中:特に大好きなのは少女漫画の神様こと萩尾望都先生、中村明日美子先生。全作品大好きです。
――作家としての展望、なりたい作家像を最後にお願いします。
萩中:「努力できる、ずるいことはしない、嘘はつかない」。読んでくださっている方々に少しでも楽しんでもらえるような作家になれるように頑張ります。























