恋とも友情とも言えない、少女たちのひと夏の物語 現代女子の心理を描く俊才・木爾チレン初期作品集『夏の匂いがする』刊行へ

木爾チレン初期作品集『夏の匂いがする』

 『夏の匂いがする』(著:木爾チレン)が12月20日にマイクロマガジン社より発売される。

 短編小説『溶けたらしぼんだ。』で第9回『女による女のためのR-18文学賞』優秀賞を受賞し、『みんな蛍を殺したかった』(二見書房)、『二人一組になってください』(双葉社)が大ヒット中の俊才・木爾チレン。本書は木爾チレンの初期作品を集めた1冊だ。

 本書の刊行を記念し、未来屋書店、大垣書店、書泉・芳林堂書店、NICリテールズでは各店ではデザインの異なるオリジナルポストカードが1枚プレゼントされる(特典はなくなり次第終了)。

■あらすじ
恋とも友情とも言えない同性に強く焦がれる気持ちを描く、
少女たちのひと夏の物語――。

「制服を着ているときにしか聴こえない夏の音や、大人にも子供にも見えない夏の映像を、私たちはちゃんと日々感じながら生きていた。」
――瑠璃色を着ていた

「ねえ白、人はみんな、半分で生まれてくるのかもしれない。そしてその半分を、必死で埋めようとしている。」
――植物姉妹

……ほか、R-18文学賞優秀賞を含む、初期短編五篇を収録。
著者自らそれぞれの作品コメントも書き下ろしたファン必携の一冊。

■著者コメント
「この作品集には、これまでの人生で大切にしてきた感情が詰まっていて、
読み返すと、私はいつでも少女だったあの頃の最も美しかった夏に帰れる。
誰にとっても、そんな特別な記憶のような一冊になってくれたらうれしい。」
――木爾チレン

■書誌情報
夏の匂いがする
https://kotonohabunko.jp/detail/summemo/
著:木爾チレン
ISBN:9784867166802
定価:1,815円(本体1,650円+税10%)
発売日:2024年12月20日

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「ニュース」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる