【2024.11.5 週間漫画ランキング】『ONE PIECE』110巻が圧巻の1位 秋アニメ絶好の『ダンダダン』新巻も初登場
一大ブームを巻き起こした『チ。―地球の運動について―』や大人気サッカーマンガ『ブルーロック』など様々な注目作品が秋アニメとして登場した。『鬼滅の刃』といったアニメ化を機に、人気が爆発した作品も数多くあることからも、マンガ好きとしてはアニメの動向も気になるところだろう。
そんな中、2024年10月20日でアニメ放送25周年を迎えた尾田栄一郎による『ONE PIECE』110巻(集英社)が、11月5日付けの日販調べ週間マンガランキングで初登場1位を獲得した。また、本作の情報が詰まった『VIVRE CARD~ONE PIECE図鑑~』も日販調べの総合部門でランクインしており、最終章を駆け抜けている本作の勢いが止まらないことが伺える。
話は戻り、10月20日の放送を節目に、本編のアニメ放送は充電期間と称してを一時終了し、2025年4月より再開することが発表されている。ワノ国編では映画さながらの迫力満点なシーンが多数あったことから、再開後の映像に期待が集まっている。充電期間中には、ルフィらが修行の成果を奮った魚人島編が特別編集されて放送されている。
1.ONE PIECE(110)/尾田栄一郎/集英社
2.怪獣8号(14)/松本直也/集英社
3.ワンパンマン(32)/ONE・村田雄介/集英社
4.SAKAMOTO DAYS(19))/鈴木祐斗/集英社
5.BLUE GIANT MOMENTUM(3)/石塚真一・NUMBER8/小学館
6.呪術廻戦(28)/芥見下々/集英社
7.ブルーロック(31)/金城宗幸・ノ村優介/講談社
8.変な家(4)/雨穴・綾野暁/一迅社
9.ダンダダン(17)/龍幸伸/集英社
10.ぼっち・ざ・ろっく!(7)/はまじあき/芳文社
続く2位には、松本直也による『怪獣8号』14巻(集英社)が初登場。人気ゲーム「荒野行動」やプロ野球とのコラボに加え、本作初の展示会「怪獣8号展」では来場者2万人を記録するなど、驚異的な成長を見せている。
登場キャラクター達の非番を描いたギャグコメディや、本編で語られなかった裏話を描いたスピンオフ作品も人気が高い。本巻発売を記念して、早くもキャラクター人気投票を開催している。第一回で1位となった保科宗四郎が連覇を果たすのか期になるところだ。
3位も初登場の、ONE・村田雄介による『ワンパンマン』32巻(集英社)がランクイン。累計発行部数は3200万部を突破している本作は、2024年3月にアニメ3期の制作決定が発表されており、ファンは今かいまかと放送日の発表を待ち望んでいることだろう。
そんな折りに、人気アパレルブランド「PUNK DRUNKERS」とのコラボが発表された。アメコミ風にデザインされたサイタマや、背中に「マジ殴り」と書かれたシャツやパーカーが発売される。
4位も初登場となる、鈴木祐斗による『SAKAMOTO DAYS』19巻(集英社)。2025年1月にアニメ化されることが決まっている本作は、現在人気沸騰中だ。2023年11月での累計発行部数は400万部だったが、本巻によって600万部を突破している。新たな流行となり得る本作は一読の価値ありだ。
5位も初登場となる、石塚真一・NUMBER8の『BLUE GIANT MOMENTUM』3巻(小学館)。アメリカNYの地に降り立った大たちの前に現れたのは、NYジャズ界が注目するライバル・カメーロ。様々な苦境に立たされる中、大たちはどうやって乗り切るのだろうか注目してもらいたい。
6位には10月の月間漫画ランキングで1位を獲得した。芥見下々の『呪術廻戦』28巻(集英社)が5週連続のTOP10にランクイン。2023年12月に発表されたアニメ死滅回遊編の制作決定を受け、「2025年最も需要のあるテレビアニメ」としてギネスに登録もされた本作は、2024年を代表した作品と言っても過言ではないだろう。最新情報が待ち遠しくて仕方がない。
そして、9位にはアニメが絶好調の龍幸伸『ダンダダン』17巻(集英社)が初登場。あらゆるオカルトや都市伝説を飲み込み、バトル&ラブコメ作品に昇華した本作は、「少年ジャンプ+」での週刊連載において、圧倒的な描き込みに読者から心配の声が上がるほど。“神作画”はアニメ版でも好評だが、擬音もセリフもほとんどなく、絵だけで見せるバトルシーンは圧巻だ。アニメで本作にハマった人は、新巻刊行のこのタイミングで、原作にも触れてほしいところだ。
※参考:日販「週間ベストセラー」https://www.nippan.co.jp/ranking/weekly/