ジャンプ新連載、『入間くん』『アクタージュ』作者のタッグやゲーム制作漫画も 注目作品で生き残るのは?

「ジャンプ」の歴史を切り拓く?  斬新な“ゲーム制作”漫画

  そして43号から始まったのが、新連載の第3弾『白卓 HAKUTAKU』。“ゲーム作り”を題材とした斬新な漫画で、作者の石川光貴は同作が連載デビュー作となる。

  いじめられっ子の高校生・日隈橙は、パシリをゲーム感覚で楽しむ変わり者。そんな彼はゲーム制作者を志す同級生の能登來暇に才能を見出されたことをきっかけに、ゲーム制作の世界へと没頭していく……。

  圧倒的な発想力をもつ日隈橙と、ゲームの中身を面白く作れないが拡げる・届けることは得意な能登來暇。異なる才能をもつ高校生バディが仲間を集め、ライバルたちと競い合いながら面白いゲームを作っていく青春ストーリーだ。

  ユニークな設定はもちろん、漫画としての“魅せ方”が上手いのも同作の魅力。 第1話のラストシーンでは、日隈が記念すべき第1作目のゲームを作り上げた興奮の瞬間を見開き4ページを使って大胆に描き出し、SNS上でも話題となった。

  バディによる創作モノということで、『バクマン。』を連想する人も多いようだが、同作に匹敵する大ヒット作になれるかどうか要注目だ。

 3作品とも、王道の熱い展開がありつつユニークな試みが満載の意欲作。熾烈な連載枠の競争を勝ち抜いてくれることを期待しつつ、今後の展開を見守っていきたい。

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