声優・鬼頭明里 「私の“ありのまま”をすべて出しました」20代最後のフォトブックに込めた思い
■活動の場を広げる鬼頭明里
大ヒットアニメ『鬼滅の刃』の竈門禰󠄀豆子役から『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の近江彼方役など、幅広いアニメ作品に出演、歌手としても活躍する人気声優の鬼頭明里(きとう・あかり)。多岐にわたり活動の場を広げる鬼頭が、このたびフォトブック『あかりのまま』(東京ニュース通信社/刊)が発売されてすでに話題となっている。
今回、リアルサウンドブックでは発売を控えた鬼頭にインタビュー。自身でも20代最後の記念と位置付けるフォトブックへの想いから、ロケ中のエピソード、今後の活動まで盛りだくさんに話を聞いた。チェキプレゼントもお見逃しなく。
■ありのままの私を見てほしい
――このたびはフォトブックの発売、おめでとうございます。鬼頭さんから見た、見どころを教えてください。
鬼頭:そうですね、まずは長崎県の五島列島で撮影をした点でしょうか。長崎まで足を延ばし、遠くまで行った甲斐があったな……と思えるようなきれいな風景のなか撮影をできて、いい思い出にもなりました。
――五島列島の非日常のような景色、素晴らしいですね。
鬼頭:事前にロケ地の候補をいくつか見せていただいたのですが、五島列島は海もあるし、自然と一緒に雄大な写真が撮れそうという理由で、ここに決めました。撮影するロケーションはお任せしたのですが、本当にいいところばかりで。20代最後のフォトブックということで、記念になるような写真を撮っていただきました。
――タイトルの“あかりのまま”には、まさに鬼頭さんのありのままが写っている、という意味が込められているわけですね。
鬼頭:今の私が“出せる”ところは全部出しました。今回は日常の場面やカジュアルめの服装、ランジェリー姿まで、本当にありのままの私を撮っていただいています。自分自身の記録としても残したいという思いがあったので、20代最後の私をこの機会に撮っていただけたのは本当に嬉しかったですね。
■水着撮影の前日に…! 五島の料理に葛藤
――撮影中のエピソードや裏話などを教えてください。
鬼頭:2日間のロケの合間に長崎県の美味しいお食事をご馳走していただきました。ただ、2日目には水着の撮影を控えていたんです。あんまり食べ過ぎるとお腹が出てしまうので、目の前にある新鮮なお刺身や美味しそうなご飯をセーブしながら食べることになってしまって。周りのみんなは「もったいないよ」「大丈夫だよ」と勧めてくれるので、食べつつもあまり食べ過ぎないように……でもどうすれば……と、しばし葛藤しましたね(笑)。
――海だけではなく五島列島の街中が登場するので、まるで鬼頭さんと一緒に旅行をしているかのような気分が味わえました。
鬼頭:私自身楽しみながら写真が撮れたので、そんな雰囲気が出ているかもしれません。私はいつも写真を撮るとき、表情をばっちり決めてしまうんですよ。今回は素のような表情をたくさん入れられたら……と伝えたので、私の自然な表情もたくさん見ていただけると思います。
――特にご自身でお気に入りの写真はありますか。
鬼頭:表紙にも選んでいただいた、「鬼岳」という丘の上で撮った写真です。景色が本当にきれいで、まるで天国のような場所でした。丘の写真もそうですが、海の撮影の際もめちゃくちゃ天気が良くて、それぞれがいい一枚になったと思います。私は普段、撮影のときに曇りや雨のことも多いんです(笑)。今回は雲一つない快晴で、最高でしたね。