精神力強すぎでしょ! 普通だったのに、実はとっくに“死んでいた”漫画の人気キャラ3選

 バトル漫画で「死んだと思われていた人物が実は生きていた」というのはよくある展開だが、反対に「普通に動いていた登場人物が実はすでに死んでいた」というケースもあるようだ。今回はそんな“すでに死んでいた”のに、それを感じさせないパフォーマンスを見せたキャラを3人紹介していこう。

『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』ブローノ・ブチャラティ

 第5部の「黄金の風」に登場する人物の中でも、最も人気があるキャラクターの1人であるブローノ・ブチャラティ。彼はディアボロとの初戦時に致命傷を負ったものの、ジョルノのゴールド・エクスペリエンスの能力で一命をとりとめたかのように見えた。しかしこの時すでに、体温の異常な低さ、ケガをしても出血がないなどの異変が起こっている。

 既に肉体の死を迎えていたことを、ブチャラティ自身も理解しているようだ。ジョルノに対し「おまえがくれた『生命エネルギー』はもう少しだけ『動く事』を許してくれたようだ」と発言しているのは、ゴールド・エクスペリエンスのおかげで動けているとわかっていたからと思われる。

 その後、ブチャラティがシルバー・チャリオッツ・レクイエムを破壊。複雑に入れ替わっていた全員の体と魂が元に戻った際、ブチャラティの体は生命維持ができない状態だったため、魂が体に戻ることができず昇天し完全な死を迎えた。

 ブチャラティがいわばゾンビ化して戦い続けることができたのは、自らの正義を貫くための強い精神力が要因の1つであろう。その崇高ともいえる志が多くのファンを魅了してやまないのではないだろうか。

『鬼滅の刃』錆兎と真菰

 『鬼滅の刃』竈門炭治郎 立志編の第3話に登場する、錆兎と真菰。2人は炭治郎の兄姉弟子にあたるのだが、過去の最終選別で手鬼の手にかかって既に死亡していたことがのちに判明した。

 炭治郎が鬼殺隊に入隊するための最終選別に向けて、鱗滝左近次から出された試練が巨大な岩を斬ることだった。なかなか試練が達成できない炭治郎の前に現れた錆兎は、炭治郎を限界まで追い込むスパルタ教育をおこなう。真菰は全集中の呼吸の知識はあっても体現できない炭治郎に、理論を教えたり、無駄な動きやクセを指摘。より深く全集中の呼吸を理解する手助けをしてくれた。

 2人の協力のもと、半年後とうとう炭治郎は試練を達成。しかし最終選別で炭治郎が手鬼を倒したことで無念が晴れた2人の魂は、やっと鱗滝の待つ故郷の狭霧山に帰ることに。手鬼に敗れ、沢山の仲間を殺された無念を炭治郎に託すために、2人は炭治郎のもとに現れたのだろう。

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