【ライトノベル最新動向】夏目漱石が美女に転生「夏目漱石ファンタジア」続編や「ブギーポップ」新作も 6月注目作を一挙紹介

【ラノベ最新動向】「ブギーポップ」新作も

 「義妹生活」シリーズの三河ごーすとによる『地味なおじさん、実は英雄でした。~自覚がないまま無双してたら、姪のダンジョン配信で晒されてたようです~』(ダッシュエックス文庫)は、社畜サラリーマンの佐藤蛍太がストレス発散のために、天変地異によって発生したダンジョンに潜って金属バットでモンスターをかっ飛ばし続けていて、それを姪っ子に配信されたことで騒動に巻き込まれる。社会人生活に倦んだ中高年に希望を与えてくれそうな作品だ。6月25日発売。

 進九郎『正しい勇者の作り方』(ファンタジア文庫)は、衝撃的な展開に驚かされること請け合いの新シリーズ。魔王を倒せる力を持った次世代の勇者を選ぶため、100人の勇者候補生たちが集まり選抜試験に臨むことになった。そこに現れたのが、かつて魔王を追い詰めたことがある勇者ブルム。憧れの人が現れ沸き立つ候補者たちをなぜかブルムは蹴散らして候補者を減らし、その後の試験でも候補者たちは命を奪い合うような戦いを強いられる。英雄とは強さだけでなく冷酷さも併せ持たなければなれないものなのか? 苛烈な展開に震えよう。6月20日発売。

 THORES柴本のイラストで登場の深川我夢『邪祓師の腹痛さん』(富士見L文庫)は、「腹痛さん」と呼ばれる邪祓師の卜部と助手のかなめが、他では解決できなかった難事件に挑むといったストーリー。どうして「腹痛さん」なのかが気になる。6月14日発売。『交換ウソ日記』の櫻いいよによる『あの夏の日が、消えたとしても』(集英社オレンジ文庫)は6月20日発売。高2の夏に千鶴は律から「好きだ」と告白されるが、実は1年前に千鶴は律に振られていて、その日の記憶を律は失っていた。心を打つ青春ストーリーを味わえそう。

 キュンとくる青春ストーリーでは、一条岬『さよならの仕方を教えて』(メディアワークス文庫)が6月25日に登場。高校2年の樋口悠が久しぶりに登校すると隣の席に転校生の有馬帆花がいた。だんだんと仲を深めていったが、ある日隣の席に別の幼馴染みが座っていた。興味をそそられるあらすじのその先にどんな展開が待っているかが大いに気になる。

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