『呪術廻戦』あの人は今……奇跡の本編登場を予感させる「謎の匂わせキャラ」たち
呪術高専とは異なる呪術師たちの組織も
作中でちらっと名前が出てきたキャラクターでいえば、“宇佐美”なる人物も気になるところだ。登場シーンは一切なく、日下部篤也が「最強の一級術師」について問われた際、さりげなく名前を挙げたのみ。日下部と何らかの関係がある一級術師であることは間違いなさそうだが、その実力や現在の活動については謎に包まれている。
その正体について考察するファンも多く、日下部と世代が近い術師ということで、 「冥冥の本名が宇佐美なのではないか」という説も存在する。しかし別の場面で日下部は「冥冥」という呼称を使っているため、あくまで別の術師を指している可能性の方が高そうだ。
特定の人物ではなく団体名になるが、「アイヌの呪術連」の存在も以前からひそかに注目を集めてきた。『呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校』で夏油が百鬼夜行の計画を明かした際、呪術高専東京校の学長・夜蛾正道はOBやOG、御三家に加えてアイヌの呪術連にも協力を要請していた。この時、夏油は警戒心を露わにしていたため、大きな戦力を保有している組織だと推測できる。
また、この団体は「死滅回游」編においても間接的に言及されていた。日本全土を覆う結界(コロニー)ができた際、北海道だけが例外となっており、その理由として「呪術連の結界」があるためと説明されていたのだ。
アイヌの呪術連が実力者の集団だとすれば、日本全土を揺るがす「死滅回游」の実行、そして“呪いの王”両面宿儺の完全受肉といった異変が続いているなか、手をこまねいて経過を見守っているだけとは考えにくい。この先、何らかの形で活躍が描かれることになるかもしれない。
新宿決戦においてミゲルが登場を果たした以上、もはやこの先どんな展開があってもおかしくはないだろう。ラルゥや宇佐美、アイヌの呪術連に出番が回ってくることを祈りたい。
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