【週間コミックランキング】『怪獣8号』最新刊が1位に アニメ化決定『アオのハコ』など“ジャンプ勢”強し
こちらも2024年にアニメ化が発表され話題沸騰中の、龍幸伸による『ダンダダン』12巻(集英社)が6位。霊媒師の孫である綾瀬桃(モモ)は、大ファンの俳優高倉健(オカルン)と同姓同名のオカルトマニアに出会う。ひょんなことから、お互いが信じる幽霊と宇宙人の存在を確かめようと、有名なスポットに赴いたことから始まった、アクションあり、恋愛あり、コメディありのストーリーはページをめくる手が止まらない。
11月28日には、アニメ化決定を受けSNSのXにてトレンド1位を獲得。アニメ放送が開始すれば人気に拍車がかかるのは間違いないだろう。さらに、今月から連続して来月1月4日には13巻が発売予定だ。
7位には佐乃夕斗の『極楽街』3巻(集英社)。賑わいを見せている華やかさとは裏腹に、深い闇が潜む下町の極楽街。そこで問題解決屋を営むタオとアルマは、様々な人種が生活するこの街で、人を喰らう異形と戦う。アクションとミステリーが交錯したこの作品は、わずか3巻ながらランクインするほどの注目度。最新話に追いつきやすい今のうちに手に取りたいところだ。
8位は社会現象を巻き起こした『鬼滅の刃』のスピンオフ作品、帆上夏希の『キメツ学園』5巻(集英社)。本編で登場したキャラクターたちが、小中高一貫の学園を舞台に生徒や先生として登場する。時透兄弟の喧嘩が裁判になったり、煉獄先生が悩みを打ち明けたりと、本編とは違う面白さは、鬼滅ファンも読んだことがない人も楽しめる。
今週で唯一、先週から先週から順位をあげて13位から上昇したのは、モクモクれんの『光が死んだ夏』4巻(KADOKAWA)が9位。ある集落で暮らすよしきと光。ある時よしきは、光が別の何かにすり替わっていると確信する。異形でありながらも光に寄り添ったよしきは、今後どんな展開を見せるのかに関心が向く。
※参考:日販「週間ベストセラー」https://www.nippan.co.jp/ranking/weekly/