【週間コミックランキング】『怪獣8号』最新刊が1位に アニメ化決定『アオのハコ』など“ジャンプ勢”強し
推しの子やチェンソーマンなどの大人気作品を掲載している少年ジャンプ+から、2024年4月に待望のアニメ放送が発表された『怪獣8号』。SNSや公式サイトでは「アニメ怪獣百景」の公開やグッズが販売され賑わいをみせている。現在公開されている声優は3名。『東京リベンジャーズ』のドラケン役を務める福西勝也が、主人公の日比野カフカを演じる。
高まる注目度を後押しするかのように、日販調べの週間ベストセラー(12月12日付)ランキングで、『怪獣8号』11巻(集英社)が堂々の1位を獲得。力を蓄えた怪獣9号が5体の識別クラスの怪獣を放出し、各防衛隊隊長が各個撃破を狙う。これまで怪獣8号の力を最大に開放したことがなかった日比野カフカ。ついに怪獣8号の真の力が見られるのか注目だ。
アニメ放送が待ち望まれている作品といえば、『鬼滅の刃』を皮切りに『呪術廻戦』や『SPY×FAMILY』と2022年のアニメを盛り上げた藤本タツキの『チェンソーマン』16巻(集英社)が2位にランクイン。2期のアニメ放送について未だ発表はないが、人気の高さと1期で放送されたストーリーの区切りを考えると、続編が制作されないのは考えにくい。
原作の方では、チェンソーマンとして「普通の生活」を得ることができたデンジに、今後チェンソーマンにならず「普通」に生きるか、チェンソーマンをとるかという究極の2択が迫っている。葛藤するデンジを置き去りにするように、激化していくチェンソーマン協会や力を得たアサの行動から目が離せない。
こちらも11月20日にTVアニメ化が発表された三浦糀による『アオのハコ』13巻(集英社)が4位にランクイン。スポーツ強豪校・栄明高校バトミントン部を舞台に、主人公猪股大喜が、朝練で出会った女子バスケの1つ上の先輩である千夏に片思いしている。朝の体育館で片思い中の女の子と2人きりというシチュエーションには胸がときめく。
10月には前巻が月間ベストセラーの7位にランクインしており、人気上昇中のなかでアニメ化決定の発表。アニメ化前に原作を見てみたいと多くの人が買い求めそうだ。
5位には西修の『魔入りました!入間くん』35巻(秋田書店)。魔界に売られた人間の入間は、魔界の重鎮サリバンに買われ、人間であることを隠し悪魔として学校に通い始める。初めは悪魔ばかりの周囲に怯えていたが、問題児クラス(アブノーマル)に編入されると、徐々に打ち解け学園の中心人物となってゆく。
本編同様に関連書籍も好調の様子を見せており、12月7日には35巻と同時に公式スピンオフ作品の『魔界の主役は我々だ!』16巻が同時発売。さらには『魔入りました!入間くんif Episode of魔フィア VOL.1』が10位にランクインした。急展開を迎える35巻を読む前に、改めて見返してみてはいかがだろうか。