『彼岸島』松本光司「漫画以外は何も信じていなかった」 漫画家を目指した理由とデビュー後の不安

『彼岸島』松本光司が漫画家を目指した経緯

 サバイバルホラー漫画の金字塔『彼岸島』シリーズの作者・松本光司氏が12月10日、自身のX(旧Twitter)でファンからの質問に回答。漫画家を目指した経緯について語った。

 ファンからの質問は、「漫画家で食べていこう、と思ったのはいつ頃ですか?どんな風に覚悟を決めたんでしょうか?不安とかなかったのでしょうか?」というもの。これに対して松本氏は、「小学校の文集に書いた将来の夢は漫画家でした。本気になったのは手塚先生に憧れた中学生の時からでしょうか」と、早くから漫画家を目指していたことを明かした。

 しかし、安定した将来を望んでいた両親は大反対。「家中の漫画を捨てられ、何度も大喧嘩をしました」とのこと、漫画を描くのは両親が寝静まった深夜で、「早く誰にも邪魔されずに漫画が書けるようになりたいとずっと願って」いたという。

 その強い思いは続く「どんな風に覚悟を決めたのか」という質問への回答にも表れており、「当時の僕は、漫画以外は何も信じてなかったので、道は漫画家以外ありませんでした」とも。固い意志で漫画を描き続けた松本氏は1998年、『彼女は笑う』でちばてつや賞・ヤング部門の大賞を受賞し、名門「週刊ヤングマガジン」でデビューを飾っている。

 文面から迷いのなさが伝わってくるが、デビュー後は不安もあったという。「僕は自分が書きたい物を書く事しかして来なかったので、この漫画が売れる物なのかどうかは、かなり不安になりました」とのことだが、『彼岸島』シリーズは20年以上の連載&計90巻近くに及ぶ大ヒットとなり、その心配は杞憂に終わったようだ。

 「今は両親とも仲良く、漫画も自由に描いていて、それを読んでくれる読者もいます。本当に夢のようですね」と締め括った松本氏。ファンからは「松本先生が諦めずに夢を叶えてくれたから、今こうして彼岸島が読めるんですよね」「若き日の松本くんに感謝」「あなたの生涯はエドワード・ヤンによって映画化されるべきでした」などのコメントが寄せられている。

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