『葬送のフリーレン』子安武人演じる「クラフト」ってどんなキャラ? エルフの武道僧で頼れる新キャラを解説

『葬送のフリーレン』クラフトはどんなキャラ?

 絶好調のアニメ『葬送のフリーレン』の第11話「北側諸国の冬」が11月17日、23時より日本テレビ系で放送。これに先立ち、フリーレン一行が出会うエルフの武道僧(モンク)「クラフト」役の声優として、子安武人のキャスティングが発表された。果たしてどんなキャラクターなのか。

 『葬送のフリーレン』は「週刊少年サンデー」で連載中の人気異世界ファンタジー。勇者一行によって魔王が倒された「その後」の世界を舞台に、勇者ヒンメルらと共に活躍したエルフの魔法使い·フリーレンの旅路を描く。「マンガ大賞2021」大賞、「第25回手塚治虫文化賞」新生賞を受賞するなど高く評価されてきた。

 本作は、悠久の時を生きるエルフのフリーレンが、彼女の人生からするとほんのひとときの関わりを持った勇者ヒンメルたちとの記憶を辿りながら、出会いと別れに学んでいく物語だ。そして、今回登場するクラフトも同じくエルフであり、この世界で大きな功績があるが、広く語り継がれてはいないようだ。

 長寿かつ肉体派のクラフトだが、偉ぶるそぶりはなく、信心深く温厚な人柄が印象的だ。極寒の避難小屋で暖を取れず、スクワットで生き延びるなどぶっ飛んだキャラクターでもあり、フリーレン一行とのやり取りも楽しい。旅の中でも滅多に出会わないエルフは、いずれも印象に残るキャラクターであり、クラフトもその一人だ。

 そんなクラフトを演じる子安武人は、人気少年漫画の原作でいうと、『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズのDIO、また直近では『呪術廻戦』伏黒甚爾など、圧倒的な能力を持つヒール役も演じてきた。「ボーボボ」のような例外は別として、クールな二枚目キャラクターの印象も強いが、「クール」を「高い能力に裏付けされた達観」に置き換えると、クラフトにピッタリくる。フリーレンもクラフトも、人間の感覚とズレた部分があり、どこか天然に見えることもあるが、一方で時間をかけて成熟してきた“厚み”が感じられる。

 子安演じるクラフトは、フリーレンらの旅にどんな彩りを添えてくれるのか。原作ファンからしてもまだ謎の多いキャラクターだけに、アニメ版で新たな発見があることに期待したい。

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