コクヨが発行! 韓国最新の現代詩などを特集する「WORKSIGHT 21号 詩のことば Words of Poetry」に注目

WORKSIGHT最新号に注目

 文房具屋オフィス家具、事務機器を製造販売するメーカーとして知られるコクヨ株式会社は、当社のヨコク研究所が編集する研究媒体WORKSIGHTの新刊「WORKSIGHT[ワークサイト]21号 詩のことば Words of Poetry」(発行:コクヨ/発売:学芸出版社)を、全国書店・ECサイトにて発売した。

 ことばという情報伝達手段でありながら、普段わたしたちが使うそれとは異なるかたちで世界の様相を浮かび上がらせる「詩のことば」。文化さえも消費の対象とされるいま、詩を読むこと、詩を書くこと、そして詩のなかのことばにこそ宿るものとはいったい何なのか。

 わたしたちの世界を一変させる可能性を秘めた「詩のことば」について、詩作を生業とする詩人をはじめ、哲学者、民俗学者、建築家などさまざまな視点から考える。

 巻頭を飾るのは、韓国現代詩シーンの第一人者であり、セウォル号事件の犠牲者に寄りそってきたチン・ウニョンへのインタビュー。創作を通じて悲しみや苦痛の扱い方を学ぶ「文学カウンセリング」 など、ことばを介して終わりのない思索と実践を重ねる彼女に、詩と社会の関係性について尋ねた。

 また、ソウルで詩集専門書店「wit n cynical」を営む詩人ユ・ヒギョン、韓国人と詩の関係を見つめてきたグラフィックデザイナー原田里美へのインタビューも掲載。詩が息づく韓国のいまをお伝えする。

 そのほか、ベンガルに暮らす映画監督・佐々木美佳が現地で考える詩聖・タゴールのことば、詩人・大崎清夏によるハンセン病療養所の詩人たちをめぐるエッセイと新作詩、民俗学者・畑中章宏が戦後日本を代表する詩人・石垣りんと吉岡実を通じて考える生活詩、建築家/詩人の浅野言朗が語る詩集のデザイン、哲学者・古田徹也のウィトゲンシュタインの言語論についての思案などを掲載している。ぜひチェックしてみよう。

■書籍概要
書名:WORKSIGHT[ワークサイト]21号 詩のことば Words of Poetry
編集:WORKSIGHT編集部(ヨコク研究所+黒鳥社)
ISBN:978-4-7615-0928-6
アートディレクション:藤田裕美
発行日:2023年10月20日(金)
発行:コクヨ
発売:学芸出版社
判型:A5変型/128頁
定価:1800円+税
購入:https://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-book/9784761509262/

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