桜田通 3rd写真集『33』数字に込めた意味とファンへの感謝語る【独占インタビュー/撮り下ろし写真あり】

桜田通 3rd写真集『33』(ナンバーセブン)

 俳優・アーティストとしてだけでなく、ファッションアイコンとしても大きな支持を集める桜田通が、自身3冊目となる写真集『33(サーティースリー)』を2025年3月3日に発売。3月15日(土)には、東京・渋谷で写真集のお渡し会イベントが開催された。本記事では、イベント前に行われたマスコミ向け取材会の様子と、桜田通のパーソナルに迫る独占インタビューをお届けする。(東谷好依)

“33”を散りばめたこだわりの写真集完成!

取材会で写真集『33』を手にする桜田通

 昨年12月に、33歳を迎えた桜田通。写真集の撮影は、この“33”という数字を軸に、国際電話識別番号“33”のフランス・パリ、そして東京の2都市で行われたという。さらに“33”ルックの衣装を身にまとい、“3”名のカメラマンと“3”度に渡る撮影を行うという徹底ぶり。本作にはこのほかにも、“33”にまつわるさまざまな仕掛けが散りばめられている、と桜田は説明する。

桜田通 3rd写真集『33』の中面より

「パリの街を歩いていた時、“33”番地を表すプレートが建物の入り口に掲示されているのを見つけました。写真集には、その前で撮った写真がいくつか掲載されています。また、33ページ目にどの写真を載せようか迷いましたが、結局、写真は載せないことにしました。どのような仕様になっているか、ぜひページをめくって確認していただきたいです」

 桜田は、2024年6月に行われたパリファッションウィークで「Louis Vuitton」と「Dior」のショーに初参加。9月には「Messika」のショーにも参加し、本作にはその様子も収録されている。

 「ファッションウィークでは、作品で僕のことを知ってくださった方から声をかけられたり、写真を撮られたりして、最初はびっくりしました。ページをめくるとあの時のにぎわいがよみがえってくるので、自分でも見返すのが嬉しくなる1冊に仕上がったなと思っています」

 6月に訪れた際は、五輪期間中だったこともあり、パリの街全体がお祭りムードで活気づいていたそう。では、9月に訪れた時はどうだったか質問されると「空港で、五輪のグッズがセール状態で売られていました。お買い得でした」と桜田。予想外の答えに、取材席からも笑いが上がった。

『33』の中面より

 お気に入りの写真には、オルセー美術館の時計台裏で撮った1枚をセレクト。該当ページを広げながら「パリを象徴する場所は他にも色々ありますが、すごくきれいで存在感があって、特にいいなと感じた場所です。自分はシルエットになっているんですけど、気に入っています」とにっこり微笑む。

『33』の中面より

 「エッフェル塔を背景にした写真もお気に入りです。ただ、今回学んだことがあって。エッフェル塔がくっきり写っていると、いかにも観光写真という印象になるんです。エッフェル塔は、少しピントが合っていないぐらいの方が良い写真になるということを、今回発見しました。これからパリで写真集を撮る方がもしいたら、いい情報になると思います」

 こだわりがたっぷり詰まった本作の出来栄えを聞かれると、「この写真集においては、33点が1番ふさわしい数字だと思っています。なので、今回は33点満点中33点を与えたいですね」と自己採点。また、前回写真集を発売した5年前からの変化を問われると「スキンケアやコスメのお仕事が増えて、メイクへのこだわりがアップしました」と茶目っ気をのぞかせた。

 本作は、表紙にも彼のこだわりが反映されている。手に取ってみると、その重厚な手ざわりに驚くだろう。

 「パリに滞在中、アーティスティックな雰囲気の洋書に触れる機会があり、そこからインスピレーションを受けました。タイトルが金の箔押しになっているのは、人生の大きな分岐点と捉えている“33”という数字を特別なものに見せたかったからです。僕にとってだけでなく、この写真集を手に取っていただいた方にもいいエネルギーを与えられる、特別な1冊になることを願っています」

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