『呪術廻戦』生死不明キャラは今後どうなる? 連載最新話までの内容から復活の可能性を検証
最強の呪術師の生死は……
釘崎と同じく初期キャラクターの伏黒恵も、悲惨な状況に陥っている。10月4日に発売された単行本24巻では、両面宿儺が虎杖悠仁と結んでいた「契闊」の縛りを利用し、伏黒の肉体を乗っとる形で受肉。この時点では伏黒は内側から宿儺に抵抗している描写があったが、“浴”によって魂が奥深くへと沈められてしまった。
そして宿儺と五条悟による「人外魔境新宿決戦」が始まると、「無量空処」を魂で受けることに。さらに第238話で宿儺が完全受肉したことで、もはや手遅れになったという説すら上がっている。
とはいえ虎杖や乙骨憂太は、なにか伏黒を救う手立てがあるかのように話していた。九十九が脹相に「魂の研究記録」を託していたのも伏線に見えるため、まだ復活を諦めるのは早いだろう。
他方でもっとも不安要素が強いのは、“現代最強の術師”こと五条の現状だ。「人外魔境新宿決戦」で宿儺と激闘を繰り広げ、勝利を収めたかと思われた五条だったが、最後に対象を世界ごと切断する斬撃を浴びることに。身体が真っ二つになり、ナレーションでも「死」を明言された。
しかしそんな五条については、今後の復活に期待が寄せられている。第236話で描かれた走馬灯では、強さにこだわるエゴイストとしての五条が強調された上で、かつての旧友たちと「南」に向かうことが示唆されていた。
この走馬灯では、「南」への旅立ちが昔の自分に戻ることと同一視されており、「北」は新たな自分を目指すための場所とされていた。だとすれば、五条は「南」に向かってエゴイストだった学生の頃に戻るのではなく、1人だけ「北」に行くことで“教師としての五条”になるのかもしれない。
実際に五条は頭が無事な状態で倒されたため、「反転術式」によって復活する可能性は否定できないだろう。
どこまでも絶望が深まっていく『呪術廻戦』のストーリー。誰が窮地を救う存在となるのか、今後も目を離せない展開が続きそうだ。
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