駅スタンプ、リバイバル? 1400点もの決定版コレクションを収めた熱すぎる書籍  

駅スタンプの本が発売

 世界文化社は書籍『駅スタンプ大図鑑』を10月4日(水)に発売した。「インバウンド」「旅行ブーム」……今から90年前、昭和初期の日本はまるで現代とそっくりだ。駅スタンプが誕生したのはこの頃のこと。当時の雑誌「旅」では全国各地の駅スタンプにまつわる記事を展開し、「押し鉄」たちの魂を熱くした。

 戦前の駅スタンプは、定型化された現代のものと比べると圧倒的にバリエーション豊かで、デザインも多彩。発案者も駅員や市井の人々だったり……。ごくふつうの人たちが情熱を込めて描き込んだ「私の街の名所」を見れば、現代が喪ったものが見えてくる。

 著者・田中比呂之氏は1957年生まれ。新潮社勤務中の1995年1月JR私鉄全線完乗。「日本鉄道旅行地図帳」シリーズ、『昭和天皇御召列車全記録』「鉄道ファン大全」など鉄道ファン向けの書籍・雑誌記事を多く手がけた。2017年定年退職。駅めぐり、駅スタンプ蒐集など趣味生活に没頭中だという。

 本書は、戦前の印影コレクション1400点を掲載した、かつてない図鑑。北海道・東北から外地(樺太・台湾・朝鮮・満洲)まで、幻の駅スタンプをエリア別に紹介。いずれのスタンプも解説付き、さらにコラムも大充実の永久保存版だ。

■刊行概要
『駅スタンプ大図鑑』
解説付き  戦前の印影コレクション
■著者:田中比呂之 
■発売日:2023年10月4日(水)
■定価:3,190円(税込)
■仕様:B5/272ページ/オールカラー
■発行:株式会社世界文化社

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