磯野フネ、野比玉子、さくらすみれ、野原みさえ……名作漫画のお母さんたち、推定年齢は?

 老若男女に愛されている漫画作品のなかで、根強い人気を誇っているのが家族を題材とした作品だ。

 『サザエさん』と『ちびまる子ちゃん』はそれぞれフジテレビ系列で長年日曜夕方に放送され、日本人で知らない者はいないとまで言われるほど。また、テレビ朝日系列の『クレヨンしんちゃん』と『ドラえもん』も漫画からアニメ化され、高い知名度を誇る。

子供の頃から見ている作品は、年齢を重ねるごとに感じ方に変化が生じる。よくあるのが「いつの間にか年齢が登場人物を追い越していた」というもの。特に「だいぶ年上」と思っていたお母さんキャラが、自分より年下だったときの衝撃は、計り知れないものがあるようだ。

  そこで今回は国民的漫画のお母さんたちの「年齢」を推測していきたい。

磯野フネ 50歳前後

  国民的漫画『サザエさん』の磯野フネ。サザエ、カツオ、ワカメの母で、頑固な磯野波平を献身的に支える昭和のお母さんである。

  彼女の年齢はフジテレビの『サザエさん』公式サイトに「50ン歳」と記載されている。波平は54歳で年下の可能性が濃厚であることを考えると、51~53歳とみられる。長女のサザエは24歳で、カツオが11歳、ワカメが9歳だ。

  フネは28歳前後でサザエを出産し、その後40代でカツオとワカメを産んだことになる。波平が家事を行う描写が見られないことを考えると、かなり苦労をしながら子育てをしてきたのかもしれない。

さくらすみれ 40歳

 『ちびまる子ちゃん』のさくらすみれ。面倒くさがり屋の夫・ヒロシと次女のまる子(ももこ)に手を焼きながらも子育てをしていくしっかり者である。また、若干痴呆気味の義父・友蔵夫妻とも同居している。

  さくらすみれの年齢は40歳。若干太めでパーマを掛けていることから40代後半にも見えるが、実はまだ40歳なのだ。ひろしとはすみれが犬のふんを靴で踏んだことがきっかけで結婚をした。

野原みさえ 29歳

  野原しんのすけとひまわりの母、野原みさえ。熊本県出身で上京後野原ひろしと出会い、結婚し、24歳のときにしんのすけを、29歳でひまわりを出産した。

  おばさんという言葉を嫌い、自身の容姿にプライドを持っている様子のみさえ。みさえの年齢は29歳。しんのすけとひまわりの子育て真っ最中だが、「ファッションがかわいい」という評価もある。まだまだ若い彼女は、子育てに苦労しながら、若さや美への探究も続けているようだ。

野比玉子 38歳

  野比のび太の母、野比玉子。のび太のことを「のびちゃん」と呼び、現代人では理解に苦しむ猫型ロボットドラえもんのことを「ドラちゃん」とかわいがるなど、強い家族愛を持つ。

  愛が故に勉強が苦手でズボラなのび太には激怒することが多く、漫画内では「ガミガミ」と2時間以上説教したこともある。作品中ではのび太に対し理不尽とも思える怒りをぶつけるシーンもたびたび見られた。

  また、何でも見境なく物を捨ててしまう、かなりズボラな一面も持っており、「のび太はママの悪い部分を受け継いでいる」という声もあった。

  歳を取ることを知らない漫画のお母さんたち。かなり羨ましく思う人も、少なくないのでは。改めて名作漫画のお母さんたちの魅力に注目してみてはいかがだろうか。

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