1970年代、国鉄の東京機関区で乗務した機関助士の仕事を綴った一冊 貴重な鉄道写真も収録

国鉄の東京機関区で乗務した機関助士の仕事を綴った一冊

 ブルートレインなどを牽引する電気機関車の機関士の成長記録を収めた『国鉄東京機関区 電気機関車運転台の記録 機関助士編』(天夢人)が刊行された。

 著者の滝口忠雄氏は、国鉄に臨時雇用員として就職し、東京機関区で電気機関車の機関助士になった後、機関士となった経歴の持ち主。国鉄分割民営化後はJR貨物の機関士となり、44年に渡って電気機関車の運転台に立ち続けた。

 本書では、駆け出しの機関助士として乗務しつつ、機関士を目指して勉強し、実際に機関士としてデビューするまでに体験したエピソードを綴っている。機関士になるまでの過程だけでなく、乗務したEF58形、EF65形、EF66形など往年の名機関車の運転台の様子が、臨場感あふれる内容で伝わってくる一冊だ。

書誌情報

書名:『国鉄東京機関区 電気機関車運転台の記録 機関助士編』
仕様:四六判・200ページ
定価:1,760円(本体1,600円+税10%)
発売日:2023年9月12日

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