『キングダム』信・羌瘣・河了貂、李牧・カイネ・傅抵……気になる三角関係と恋の行方を占う
楊端和は大造上という爵位を受けている。この爵位は秦で用いられていた二十等爵という制度のもの。大造上は二十等爵の中で上から5番目に位置しているため十分高位。つまり、楊端和と名を連ねている羌瘣は今後、大造上の爵位を得る可能性が非常に高い人物といえる。
河了貂はこれまで爵位を受け取る描写がないため、現在の地位については不明。しかし、軍総司令で河了貂の師匠である昌平君は、王の次に権力をもつ右丞相の地位にいる。史記によると昌平君は紀元前226年、作中の6年後に秦を去るという記述もあるため、軍総司令として河了貂が任命されれば高い地位を得られるが、現状の実績を考えると難しい。河了貂は史実に記されていないオリジナルキャラであるため今後の展開は作者次第ではあるが、現状最も信の妻として有力なのは羌瘣だと考えられる。
作中で結ばれているのは、大きくは秦王嬴政と妃の向、飛信隊の古参の尾平と東美、王翦軍の倉央将軍と糸凌、玉鳳隊の王賁と彩華の4組。信以外の登場キャラクターの恋愛要素も描かれているので、ぜひ読み返してみてほしい。