『風の谷のナウシカ』実はバッドエンド? ”原作漫画”と”映画”のストーリーが全然違ってた!

『風の谷のナウシカ』はバッドエンド? 

クシャナは敵じゃない? ストーリーで変わるキャラクターの見え方や描き方

 物語で描かれる真相や結末が変われば、キャラクターの見え方や描き方もまったく変わってくるもの。映画でのナウシカは自然と動物を愛する心優しい女性という印象だが、原作ではどちらかというとかっこよくて芯の強い女性というイメージが強い。もちろん優しさもあるが、それだけではない逞しさを映画以上に感じさせる。

 映画では敵だったクシャナも、原作ではナウシカと共闘しているなど違いがある。性格も高慢な印象があった映画に対し、原作では頭がよくキレる部下思いのかっこいい女性という印象だ。圧倒的なカリスマ性も持っており、ナウシカに次ぐほどの人気キャラでもある。

 そもそも原作は登場するキャラクターも映画より多く、相関図も映画より複雑だ。さまざまな立場がありそれぞれの思想や主張があるため、考えさせられることもたくさんある。ネット上でも「こんなに衝撃を受けた漫画は初めて」「映画だけで満足していてはもったいない」など、原作を推す声も多く見られた。

 映画の『風の谷のナウシカ』はテレビでもこれまで何度も放送されているが、原作の漫画の方は映画ほど認知されていないだろう。未読の方はぜひ手に取って、『風の谷のナウシカ』の世界をたっぷり堪能してみてはいかがだろうか。

(c)Studio Ghibli

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