無惨の地獄編、炭治郎のラブコメ、愈史郎の永遠の日々……『鬼滅の刃』スピンオフが読みたいキャラ3選
死後の世界がある『鬼滅の刃』
身近な人の死はつらく悲しいものだが、死後の世界があると思えば今を生きる人たちに希望を与えるだろう。
ただそれは、私たちの生きる現実では死んでみないとわからない。しかし『鬼滅の刃』には死後の世界があり、地獄に落ちるか天国に行くかはそれまでの人生によって判別される。
こんな話を聞いたことがある。誰しもが天国がどんなところかについてはすんなりと思い浮かべられるが、地獄は想像する人によって多種多様だそうだ。
無惨が落ちた地獄と珠世のいる地獄が同じとは思えず、想像が広がる。
また上弦の壱である黒死牟(人間のころの名は巌勝)と、彼の双子の弟だった天才的な剣士・縁壱の鬼狩り時代のスピンオフも読んでみたい。特にふたりとも人間だったころは、兄弟らしい、穏やかな一日もあったのではないだろうか。
縁壱が天才でなければ巌勝もコンプレックスを抱かず鬼になることもなかったはずだ。そういった「if」もスピンオフとしてなら描写できそうである。
『鬼滅の刃』は死後の世界があるからこそ、読みたいスピンオフも増えていく。いつか公式で新たなスピンオフが読めることを期待したい。