『ONE PIECE』終盤のカギを握るのは誰? 再登場を濃厚に予感させる3人の男たち
消息不明のボスキャラはどこへ……
最後に注目したいのは、キャプテン・クロだ。エネルやギンとは違って、再登場のフラグが一切存在しないキャラクターだが、だからこそ想像が膨らむ余地がある。
クロが登場したのは東の海(イーストブルー)編。瞬間移動のような移動術「抜き足」の使い手で、強い個性をもっていたが、ルフィに敗北した後はまったく出番がない。
物語の初期に登場した敵たちは、ほぼ全員が扉絵でその後の消息を描かれているが、なぜかクロのエピローグは描かれなかった。部下であるジャンゴが主役扱いになっていたのとは、対照的な扱いだ。
ただ、アニメ版では「クロネコ海賊団」の船長として返り咲いた描写も存在した。そもそもクロは“百計”の二つ名通り、3年にわたってシロップ村に潜伏していたほどの用意周到な人物なので、今も水面下で壮大な計画を進めているのかもしれない。
初期のキャラクターでいえば、バギーやクロコダイルなどは、再登場後に大きな出番を与えられている。今回取り上げた3人にも、活躍の場がやってくることに期待したい。