セカオワ「藤崎彩織」妊娠、出産、育児のすべてを包み隠さず綴ったエッセイ『ざくろちゃん、はじめまして』発売

藤崎彩織のエッセイ刊行

 SEKAI NO OWARI・藤崎彩織の3作目となるエッセイ『ざくろちゃん、はじめまして』(水鈴社)が27日に刊行された。

 SEKAI NO OWARIのピアノ演奏、演出、作詞、作曲などを担当し、ミュージックシーンの第一線で常に活躍を続ける藤崎彩織。その最中、2017年に結婚、そして妊娠、出産を経験。

 妊娠に気づき、初めて訪れた産婦人科で、医師から「ざくろの種ぐらいの大きさですよ」と、お腹のなかに確かに宿る命の存在を告げられてから、本人ですらわからない「未開の地を開拓するような」日々がはじまった。

 喜ぶより先に仕事のことばかり考えてしまっている不安と戸惑い。悪阻を抱えながらの海外ライブ。ステージ上での失禁。膨らむ被害妄想。そして息子の誕生後、夫婦に襲いかかった産後うつ…アーティストとして全力疾走し続けながら、次第にコントロールができなくなっていく体と心に苦しみつつも、メンバーから届いたメッセージに涙し、夫の思いに気づき、家族と仕事の両立に格闘する6年間を、包み隠さず綴り、切実な願いを込めた、笑って泣ける傑作書き下ろしエッセイだ。

■藤崎彩織コメント
「初めての妊娠出産、育児をしてい ると、あまりに大変なことが起きるので、何が正解だったのか、どうしたらよかったのかと思い悩むことばかりでした。でも、だからこそ、 この本をどうしても書きたいと思いました。性別に関係なくお読み頂けたら嬉しいです。 」

■本文より
「結婚を決めたとき、すぐにSEKAI NO OWARIのバンドメンバーとスタッフに言わなくては、と思ったことがある。
「結婚するということは、妊娠したら出産するということだからっ」
啖呵を切ってみた私にも、実際よくわかってはいなかった。
それは、未開の地を開拓するようなものだった――。」

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