【漫画】「あいつさえいなかったら」過去に戻ってライバルを消そうとしたら……意外すぎる展開の読み切り作品が話題
「あいつさえいなかったら……」と、よくない考えを持ってしまった経験がある人は少なくないだろう。4月にTwitter上で公開されたオリジナル漫画『それなりの科学者が過去に戻って天才科学者を消そうとする話』はタイトルの通り、タイムマシンで過去に戻り、いつも自分より先に発明をしてしまう天才科学者を消してしまおうと画策する物語だ。といっても、ドロドロした内容ではなく、ギャグを盛り込んだテンポのいい良作である。
やっとの思いでタイムマシンを完成させた科学者・其成秀(それなり・しゅう)。しかし、まさにそのときテレビ番組では、天才科学者・有園天才(ありえん・あまとし)がタイムマシンの完成を発表していた。いつも先をこされ、苦渋を飲まされている其成は、完成したてのタイムマシンで過去に戻り、有園を“消そう”とする。しかしそこには、「1+1=小野妹子!」というぶっ飛んだアホの子ぶりを見せる、子ども時代の有園の姿が。こともあろうに其成は、「どうか僕の頭を良くしてください!!」とお願いされてしまい……。
コミカルでテンポよく、笑えるギャグを散りばめながら、どこか考えさせられもする本作を手掛けたのは、仕事として多くの漫画やイラストに携わっているクリエイターの蟻沢粧さん(@arisawasyou)。「1日中絵が描けてハッピーな毎日です」と口にする蟻沢さんに本作を制作した経緯など話を聞いた。(望月悠木)