【ONE PIECE考察】シャンクス、ガープ、黒ひげ……まさかの激突で大混戦へ ワンピース研究家「海賊王の候補者が少しずつ絞られている」
※本稿は『ONE PIECE』最新話のネタバレを含みます。
「週刊少年ジャンプ」4月24日発売号に掲載された『ONE PIECE』1081話「黒ひげ海賊団10番船船長クザン」にて、元海軍大将・青雉ことクザンが黒ひげ側についたことが判明し、師匠であるガープ中将とぶつかる展開となったことに、ファンたちが騒然としている。
1079話ではシャンクスがキッド海賊団を壊滅させ、1080話では黒ひげ海賊団に囚われたコビーを助けるためにガープ中将が「海賊島」ハチノスを叩くなど、怒涛の展開が続いている『ONE PIECE』。まさに「大混戦」の様相を示してきたことについて、ワンピース研究家の神木健児氏に見解を聞いた。
「クザンはオハラでの行動や、パンクハザードでスモーカーをドフラミンゴから守ったことなどもあり、あくまで善良な正義のもとに動いていると思っていたので、黒ひげ側について、しかもあれだけ馴染んでいるのにはすごく驚きました。かつての仲間を凍らせたり、戦う姿勢に心がついていけません。尾田栄一郎先生は『ジャンプフェスタ2023』にて『まさかの!! あいつとあいつが戦うの!? みたいなお話になります! タイトルをつけるなら「大・混・戦」!! 誰も死なないで~!!』とコメントを寄せていましたが、まさにその通りの展開といえるでしょう。ただ、クザン VS ガープについては、ガープが『迷う奴ァ!!! 弱い!!!』といってクザンを圧倒しているので、改心する可能性もあるのではないかと見ています。とはいえ、ハチノスには他にも黒ひげの勢力が集まっているので、まだ先は読めない状況です」
1081話の後半では、黒ひげが新世界「勝者島」にてトラファルガー・ロー率いるハート海賊団を打ち負かす様子も描かれた。
「シャンクス VS ユースタス・キッド、ガープ VS クザン、そして黒ひげ VS トラファルガー・ローと、驚くべき戦いが次から次へと描かれていますね。特にローは、パンクハザード編からルフィたちとともに戦ってきた仲間でもあったので、今回の敗北は悲しいものがあります。ルフィたち『最悪の世代』が強者に打ち負かされているのを見ていると、もしかするとルフィもまた敗北を喫する可能性もあると思いました。勢力図が次々と塗り変わり、海賊王の候補者が少しずつ絞られている印象もあります」
今後、特に注目すべきポイントはどこだろうか。