【漫画】怪力女子が剣道道場に行ってみたら……“うっかり”道場破り? 実話を描いたSNS漫画が話題
――Twitterを拝見すると、自身のグッズやネイルアートなども披露しています。多才ですね。
夏ノ瀬いの(以下、夏ノ瀬):もの作りが好きなんですよ。どこにも載せてないのですが、服なんかも作っています。今はグッズ制作が立て込んでいて文化祭みたいですね。
――本作の制作経緯も教えてください。
夏ノ瀬:2年前にLINEマンガ「毎日がエブリデイ」で連載していたものです。そのネタになる友達とのエピソードを考えていたら「そういえば道場破りしたな……」と思い出したんですよ(笑)。当時は道場を荒らして帰ったなという気がしていただけだったのですが、「それ道場破りやで」と友達が爆笑してましたね。
――「学生時代からゴリラと呼ばれるほどの怪力で意図せずハカイダーだった」とのことですが、今もそうですか?
夏ノ瀬:私が何かやった時に「ゴリラやし、しゃあないよ」という感じでいじられますね。最近もみんなで使おうと購入した新品の消毒液のボトルを壊したり……。その時も「ゴリラに任せたのが悪かったわ」と許してもらいました。免罪符みたいな感じです(笑)。
――制作期間はどのくらいでした?
夏ノ瀬:連載当時は週1ペース、各話2日くらいで描いていました。「〜うっかり道場破りをしちゃった夏〜」は2話分をツイートしているので、描いた日数でいうと全部で4日ほどかと思います。エッセイ漫画は背景などを書き込むよりも更新頻度を上げていくことを意識しました。
ただ本作では一番格好よく見せたかった「抜き胴」のコマは剣道経験者として、あまりパースが狂った絵にならないように気を付けたのと、防具もしっかり描きたかったので、時間がかかりましたね。ただ基本的に自慢話にあたるジャンルなので、嫌な感じにならないことも意識しています。
――記憶力も高いような気がしますがいかがですか。
夏ノ瀬:友達にも言われます。旅行の思い出を私の方がより詳細に覚えていたり。そこはエッセイを描くに当たっての武器ですね。逆に「そうだったっけ?」と言われて寂しさを覚える時もあります。
――コミカルなエッセイ漫画とは対照的に、レトロポップなものがお好きなんですよね。
夏ノ瀬:昔から可愛くてポップな色合いなものが好きなのですが、これまではゴリラキャラのイメージもあって(笑)、あまり発信できていなかったんですよ。でも最近、周りの作家さんからも背中を押されて昨年11月に「デザフェス」に出展しました。ネイルをSNSに上げるようになったのも、その流れです。今後はその面もアピールした活動ができればと考えています。