死闘を終えたサッカー日本代表に漫画家からコメント続々 アオアシ&ブルーロックは主人公のイラストも

死闘を終えたサッカー日本代表に漫画家がコメント

 サッカー日本代表が12月6日、W杯カタール大会の決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表とPK戦までもつれる死闘を演じ、残念ながら敗退した。目標に掲げていた初のベスト8進出はならなかったが、グループリーグでドイツ、スペインと優勝経験国から逆転勝利を収めて一位通過するなど、前評判を覆す活躍を見せてくれた。

 競技の人気を支えてきたサッカー漫画の作者たちも、公式Twitterでサムライブルーの健闘を称えている。『ブルーロック』の作画を務めるノ村優介は「ありがとう。日本代表。」の一言とともに、主人公・潔世一の線画イラストを投稿。明確に次の目標を捉えているように見える目の描写が印象的で、“世界一のストライカーを育成する”という作品のテーマに関連したファンのコメントも集まっている。

 『アオアシ』の小林有吾も、力の入ったイラストを投稿している。「さあ、歩き出そう。サッカーは進む。」という言葉を添えて、ピッチで泣き崩れていた主人公・青井葦人が、前を向いて歩き出すエモーショナルな一枚だ。何度も壁にあたりながら、決して諦めず考え、動き続ける葦人の姿は、気落ちしているサッカーファンを勇気づけるだろう。

 日本が初めてW杯に出場した1998年から、日韓大会が開催された2002年まで、週刊少年ジャンプで連載された人気作『ホイッスル!』の作者・樋口大輔は、その実直な作風のとおり、「選手が一番悔しいよね 今回の日本代表は強かった もっと彼らの活躍を観たかった ありがとう お疲れさまでした」と、サポーターの総意とも言える言葉を投げかけた。また、90年代の名作『俺たちのフィールド』を手掛けた村枝賢一は、「ガンバレガンバレガンバレガンバレガンバレガンバレ勝て勝て勝て勝て勝て頼む頼む頼む頼む頼む頼む」という祈りの言葉から、11時現在までツイートが途絶えており、相当のショックを受けていることがわかる。これもまた、熱いサッカーファンの姿だろう。

 競技の人気だけでなく、作品を読んで育つ未来の選手にも小さくない影響がある、サッカー漫画。今回のドラマに溢れたW杯を経て、4年後までにどんな作品が生まれるか、日本代表のさらなる躍進とともに、こちらも楽しみにしたい。

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