『リコリス・リコイル』スピンオフは銃火器不要! ほのぼの日常で伏線回収も?

『リコリス・リコイル』スピンオフの魅力

 2022年夏季に放送・配信されたアニメ作品のなかで1、2を争うほどの注目を集めた『リコリス・リコイル』。その公式スピンオフ作品となる漫画『リコリス・リコイル リコレクト』がWeb漫画配信サイト「コミックウォーカー」で10/28から連載を開始した。

 『リコリス・リコイル』は既に漫画雑誌「月刊コミックフラッパー」(KADOKAWA)の10月号からアニメ本編の内容をコミカライズした漫画作品が連載されている。そんななか連載を開始したスピンオフ漫画『リコリス・リコイル リコレクト』の魅力を考察したい。

銃火器不要のスピンオフコメディ

 アニメ本編では爽快なガンアクションやキャラクター同士のあたたかく、熱い関係が描かれた。そんな『リコリス・リコイル』のスピンオフとなる『リコリス・リコイル リコレクト』で描かれるのはキャラクターたちのほのぼのとした日常の様子である。

 第1話に登場するのは作品の主要人物である「錦木千束」と「井ノ上たきな」のふたりだ。千束の「自分に足りないものが何か…わかってる?」という問いかけからたきなとのやり取りがはじまり、表情豊かでハツラツとした千束と、冷静で淡々と返答するたきなの会話劇が描かれた。

 また第2話では千束とたきなはもちろん、和風喫茶店「喫茶リコリコ」の店員である「ミズキ」や「ミカ」も登場し、皆でコーヒーやシャンプーについて談笑する様子が描かれた。ちなみにどちらのエピソードは喫茶リコリコを舞台に展開していく。

 第1話の扉絵に描かれた「銃火器不要のスピンオフコメディ!」という文言のとおり、『リコリス・リコイル リコレクト』は喫茶リコリコに集う個性豊かなキャラクターの存在、それぞれにかたちが異なる彼ら彼女らの関係を、アニメ本編のストーリーとは異なる角度から楽しむことができる作品であろう。

 第2話までのエピソードでは千束やたきなたちの日常が描かれたが、今後DA東京支部に所属するリコリス「春川フキ」や「乙女サクラ」など、喫茶リコリコの店員以外のキャラクターたちが過ごす日常も描かれるかもしれない。

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