『BLEACH』最強の頭脳派キャラは誰? 浦原喜助、涅マユリ、ザエルアポロ・グランツを比較
2022年10月より「千年血戦篇」のアニメ放送がはじまり、注目を集めている『BLEACH』。千年血戦篇ではこれまでに登場したキャラクターが集結し、強力な技や能力がぶつかり合う戦いが繰り広げられる。その迫力はまさしく最終章にふさわしいものであろう。
派手な能力や技が多く描かれるなかで、作中では頭脳派なキャラクターの存在も際立っている。本作に登場する頭脳派キャラのなかで最も明敏な人物はだれなのか。本稿で考察したい。
「浦原喜助」
空座町にある浦原商店の店主として物語序盤から登場していた浦原喜助。仲間を救出しようとする一護たちを尸魂界や虚圏へ送る手助けをしたりなど、物語のカギとなる場面で多く登場してきた人物だ。
彼の正体は元十二番隊隊長であり、瀞霊廷の研究・開発機関である技術開発局の創設者でもあった。就任当時は藍染惣右介が追い求めることとなる「崩玉」を開発しつつ、愛染の策略により尸魂界から追放されてしまった過去をもつ。
浦原は「尸魂界篇」や「破面篇」で争いのタネとなるほどに貴重な崩玉のほか、死神の力を失った一護のために霊圧を注ぐことのできる特殊な刀も制作している。破面篇の終盤では隊長格の実力をもつキャラクターを次々とあしらった愛染を多様な策で追い詰め封印した。
開発や戦闘で自身の頭脳を発揮する浦原に対し、愛染は自身の頭脳を超える唯一の存在と称している。そんな評価や数々の実績から、作中で1、2を争う頭脳明晰な人物であることは間違いないはずだ。
「涅マユリ」
浦原の後任として十二番隊隊長、技術開発局局長を務める涅マユリも戦いのなかで自身の頭脳を披露してきた人物として挙げられる。
「千年血戦篇」では尸魂界で起こる不可解な現象と謎に包まれた集団の侵攻がすべて滅却師によるものだと突き止めており、敵が卍解に対抗する手段があることにいち早く気づき総隊長・山本元柳斎重國たちに注意を促している。
マユリの頭脳や行動が光る千年血戦篇であるが、相手をゾンビ化させてコントロールする能力をもつジゼル・ジュエルと対峙した際には、過去に登場した破面の遺体を材料にゾンビを生成し交戦した。
また千年血戦篇では自ら進化する魂魄を完成させており、言い換えるならば無から自我をもつ魂を生成したこととなる。その際には浦原喜助に対し「私はお前を超えたぞ…!」と喜びをあらわにした。
膨大な知識から敵対勢力について分析し、ゾンビや魂魄を開発するなど、涅マユリも浦原と同様に作中で自身の頭脳を発揮し活躍を見せた人物といえるだろう。