くれいじーまぐねっと、ヴァンゆんら、人気インフルエンサーが生パフォーマンス! 『my HERO Festival 2022』初日レポ

『my HERO Festival』初日レポ

 インフルエンサーを中心としたライブ&トークイベント「my HERO Festival 2022」の1日目が8月29日、LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で開催された。

 本イベントはフォロワー数100万人越えのインフルエンサー・クリエイターに特化したインタビュー雑誌『my HERO』が主催する新時代の音楽フェス。「画面を飛び越えてリアルを体感しよう」というテーマのもと、総勢19組もの人気YouTuberやTikTokクリエイター、アーティスト、モデル、タレントらが出演し、パフォーマンスやトークを繰り広げる。

 記念すべき第1回目、1日目のステージにはまず女性3人組のクリエイター・くれいじーまぐねっとが登場。これから始まる生バンドによるパフォーマンスに興奮気味の様子で、わちゃわちゃとした軽妙なトークで会場を温めた。


 続いてライブのトップバッターとして、男女ユニット・ヴァンゆんが登場。「『my HERO Festival 2022』全力で盛り上がっていきましょう!」と元気よくMCしてから、カッコ可愛く歌っていく。新曲「すれ違いラバーズ」も出来上がったばかりのMVとともに披露。オーディエンスも立ち上がって、生演奏のビートに体を揺らす。

 「皆さんと最高の夏の思い出を作らせていただきたいと思います」、続く財部亮治はヒョウ柄のシャツで登場。10年以上YouTubeを中心に活動してきた底力を、熱いボーカルとともに見せつける。3番手・のずま(虹色侍)は即興ソングを中心にセットリストを構成。観客から受けた「Hero」や「うちわ」、「小学生」といったテーマをあたかも持ち曲であるかのように、ソウルフルに歌い上げていた。

 このフェスの特筆すべき点は15分でアーティストが変わるところだ。YouTubeやTikTokのショート動画のようにスピーディに転換するステージは今の時代を体現するかのよう。また、ほぼ全出演者をサポートした、バンド陣の演奏や対応力もリスペクトに足るものである。

 中盤のトークステージでは、冒頭に登場したくれいじーまぐねっとに、ゲストとして人気TikTokクリエイター・かすこんねぅ、修一朗、わたげが参加。自分の制作スタイルや、それぞれの動画でお気に入りのものを明かしたり、それぞれの第一印象を語りあうなど、ここでしか聞けないトピックが満載。北海道や沖縄から来た参加者も、目の前で繰り広げられる人気クリエイターのトークに酔いしれたのではないだろうか。

 その後、再びライブへ。大阪から初めて東京に来たというASOBI同盟は、この日珍しかったアコースティックギターのみで歌うスタイルだった。彼らのTikTokでおなじみの有名曲メドレーは、星野源「異世界混合大舞踏会」や水曜日のカンパネラ「エジソン」、さらにボカロ曲などを即興的に繋げて生披露された。見事に息のあった、その場限りのパフォーマンスは圧巻。


 堂村璃羽はメロディアスなラップと生バンドのセッションで魅せる。さらにフリースタイルでMCする瞬間や、3連符でまくしたてるなど、多様なアプローチで飽きさせないステージング。ユニークな楽曲が異色だった少年Tは、黒のセットアップと赤いネクタイで少し根暗なポップを演出する。タイトルと裏腹に深いリリックの「君の顔が好き」では唯一バンドメンバーを紹介する場面もあり、好印象だった。


 トリを飾るのは、7月にメジャーデビューしたばかりの7人組YouTuber・フォーエイト48。カラフルな衣装ともにBPM早めの楽曲を並べて、勢いを感じさせる表現をぶつける。2曲にMCというミニマルな内容ながら爪痕を残し、ステージを締め括った。


 その後、出演者が勢揃いし挨拶して「my HERO Festival 2022」1日目は閉幕。普段SNSのなかで活動しているアーティストたちが、実際のパフォーマンスでも通用するということを証明した夜となったことは間違いない。

■期間限定でアーカイブ配信中!
イープラス:https://eplus.jp/myherofes2022-st/
楽天:http://r-t.jp/myherofes2022
詳細は公式HPをチェック:https://myhero.co.jp/myherofes/

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「イベント」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる