プロイラストレーターが自分の写真をクリーチャーに描き変えると? お遊び動画でも光る技術に注目

 チャンネル登録者数100万人を突破し、勢いにのるさいとうなおき氏のYouTubeチャンネルでなんとも実験的な動画が更新され、ファンから注目を集めている。

 「ポケモンカード公認イラストレーター」としても活動するさいとう氏は、視聴者のイラストに対して上達のためのアドバイスを送る「気まぐれ添削」と題した動画シリーズを発信中。2019年10月1日にチャンネルは誕生し、以降、着実にファン数を拡大させている。

 7月30日には「【閲覧注意】プロ絵師が、自分の写真をクリーチャーに描きかえてみたwwww」と題した動画を更新した。さいとう氏自身、冒頭で「今回の動画は出来心です」と笑いつつ、「以前、クリーチャーを気持ち悪く描く動画を出した際に、視聴者の方から『気持ち悪いというよりかわいい』『さいとうさん、もう気持ち悪い絵を描けなくなってるんじゃないの?』という指摘がありました。いやいや、こちとらプロですから! 今でもしっかり描けますよ」と語った。つまり視聴者の声で闘争心に火がつき、今回の動画撮影に至ったそうだ。

【閲覧注意】プロ絵師が、自分の写真をクリーチャーに描きかえてみたwwww

 イラストのモデルとなるのはさいとう氏自身。顔写真に手を加えていき、“気持ち悪い生物”を作り上げていくというのだ。さいとう氏の語り口調から、始まる前から今回の本気度の高さが伺えたが、なるほど、作業が始まるとあっという間にさいとう氏が気持ち悪いクリーチャーに変化していった。

 さらに“禍々しさが足りない”ということで、顔面をパカッと割って、そこに笑顔のさいとう氏の顔を加えていった。真っ二つに割られたさいとう氏の顔面から、笑顔のさいとう氏が登場するという、なんとも言えない奇妙なイラストが完成した。

 それにしても今回の動画は全体的にさいとう氏の口調が楽しそうだった。実際、さいとう氏はイラストを描き終えて「ひたすら楽しかったです。気持ち悪いイラストって見ているよりも、描いた方が楽しいんですよ」と語り、「みなさんもぜひ『#さいとうなおきクリーチャー化チャレンジ』をつけて描いたものを投稿してみてくださいね」と呼びかけていた。

 また、今回もさいとう氏の迷いのなさと、技術力の高さが光る内容となっていた。動画を見ていると斬新な発想力は、イラストレーターという仕事をしていく上で、言うまでもなく大切なものだということがわかる。気になる人はぜひ、動画をチェックしてみよう。中身を見ればさいとう氏のプロイラストレーターならではのテクニックに、感心してしまうはずだ。

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