【ワンピース考察】最終章のキーマンは? 尾田栄一郎氏のメッセージを読み解く

【ワンピース考察】最終章のキーマンは?

「最新話ではサボのコブラ殺害とともに、ビビの失踪に関しても言及されていました。現状はやはりコブラとともに、革命軍にいると考えるのが妥当でしょう。またマリージョアにはくまがいたので、遠くに逃げようと思えばいくらでも逃げられると思います。すでに自我はないと言われていますが、ベガパンクに依頼し革命軍への協力もプログラミングされていれば、不可能ではありません。とにかく読者としては単純に、生きていてほしいのが1番です」

 サボやビビは、世界にとっても重要な存在だ。しかしもう1人名前が挙がった“海賊女帝”は、少々異質に感じる。

「レヴェリーによって、世界の均衡を保っていた王下七武海制度の撤廃が決定します。そしてただの海賊となった面々には、それぞれに海軍の手練れが差し向けられていました。ハンコックの拿捕に向かっていた海兵の中には、コビーの姿もあります。ハンコックに関しては、それ以降の情報が何も明かされていません。しかしお互いがルフィと繋がっていると知らないにしても、物語上コビーがハンコックと命を懸けた本気の戦いをするとは思えないんですよね。でもハンコックに何かが起きるとは判明しているので、そうなると逆にハンコックの海軍入隊とかもあるかなと思います。海軍には動物が付く呼び名を持つ人物が度々登場しました。そのため例えばハンコックが登場した直後に飲んでいた『白酒』になぞって“白蛇”であるとか、動物の名を持つ海兵として再登場する。コメントで名前が出たということは、そのくらい衝撃の事実が明かされるのでしょう。ルフィと繋がっていると知ったコビーに打診され、密かに支えるために海軍入りしていたら面白いですよね」

 ワノ国編も終結し、物語は大きく動きだした。最新話ではクライマックスへの種が次々とまかれ、展開の加速を予感させる。尾田氏がピックアップした3人は、一体どのような運命を辿るのか。一気に駆け抜ける『ONE PIECE』から、目が離せない。

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