【漫画】クラス全員が仮面をつけた異様な世界……『遥かなる空』が描く同調圧力からの解放

 “空気を読む”ことに辟易しつつも、結局は他人の顔色を窺い、自分の感情にふたをしてしまう――そんな人も少なくないのではないか。5月12日にTwitterで公開された創作漫画『遥かなる空』は、そんな同調圧力を鋭く風刺しながら、個人が社会の中でどのように振る舞うべきなのかを問いかける意欲作だ。

 その場の空気に合わせ仮面をつけることが“常識”となっている世界。ある学校に転校してきた二葉本音は、そんななかで仮面をつけない不良生徒である。教師に反発し、自分の考えを示す二葉は当然浮いた存在になるが、孤立することに意を介さない。仲間外れになっても、自分の感情を大切にする二葉を支えるものは、一体なにか――。

 本作の作者は、フルタイムで働きながら通勤中にネタを考えているという作者の腹ぺこララバイさん(@harapekoLullaby)。日本中に漂う“空気”を皮肉る作品を手掛けた背景、本作に込めた思いなど話を聞いた。(望月悠木)

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