上白石萌音、翻訳家デビュー NHKラジオ「ラジオ英会話」人気連載が書籍化決定

上白石萌音、翻訳家デビュー

 NHKラジオ「ラジオ英会話」テキストでの上白石萌音と翻訳家の河野万里子による連載「翻訳書簡 『赤毛のアン』をめぐる旅」の書籍化が決定した。書籍オリジナルの新規要素も多数収載し、2022年7月にNHK出版より刊行予定となっている。

 俳優、歌手、ナレーターなど、幅広く活躍する上白石萌音。NHKの連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で流暢な英語を披露するなど、高い語学力でも知られている。そんな上白石は2020〜21年度「ラジオ英会話」テキストの連載にて、世界文学の名作『赤毛のアン』の名場面を、ベストセラー翻訳家の河野万里子の指導を受けながら翻訳を続けてきた。往復書簡の形で、上白石が訳した日本語を河野が添削し、それを受けて上白石が再度訳す。その過程で上白石のことばが磨かれていくのが本連載の読みどころとなっている。


 書籍には、『赤毛のアン』ラストシーンの翻訳書簡、英語初心者でも安心な、訳注の大幅加筆、上白石萌音による「模範解答」の翻訳例の日本語朗読など、新たな書き下ろしや書籍ならではのコンテンツを豊富に収載する。

■上白石萌音
1998年、鹿児島県生まれ。2011年、第7回「東宝シンデレラ」オーディション審査員特別賞受賞。俳優のほか歌手、ナレーター、声優など幅広く活躍。2021年にはエッセイ集『いろいろ』(NHK出版)で文筆デビューも果たす。 21年度後期連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」では初代ヒロイン・安子役を演じる。22年2月からの舞台「千と千尋の神隠し」では主演を務める。

■河野万里子
英語、フランス語の翻訳家。1959年生れ。上智大学外国語学部フランス語学科卒業。主な訳書にウィリアムズ『自閉症 だったわたしへ』、ボーム『オズの魔法使い』、サン=テグジュペリ『星の王子さま』、サガン『悲しみよ こんにちは』 、レヴィ『あたしのママ』など。グランベール『神さまの貨物』が2021年本屋大賞翻訳小説部門第2位に。

■書籍情報
刊行予定:2022年7月※電子書籍版同時リリース予定
発行・発売:NHK出版
書名・仕様・定価などは決定次第、発表の予定

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