【漫画】ヒーロー嫌いの高校生が不器用な戦闘員を手助け? SNSの功罪も見えてくる『ヒーローアンチ』
11月17日、pixivとTwitterで公開されたオリジナル漫画『ヒーローアンチ』が、その完成度の高さで反響を呼んでいる。
主人公は、ある理由からヒーローが嫌いな男子高校生・黒城 善。ある日、小学生たちにいじめられている“悪の組織”の戦闘員(フリーランス)と出会い、ヒーローの襲撃計画を聞く。一般人を巻き込むことを嫌い、ひとりで戦う目的について「個人的な復讐」と語る戦闘員に共感した黒城は、気まぐれにその手助けをすることに。彼はすぐさま、ターゲットとなるヒーローの"リア垢”を特定してーー。
「正義」と「悪」を相対化し、考えさせられるようなテーマを含みながら、SNSや動画共有サービスの功罪という今日的なテーマも見える本作。一方で物語はテンポよく進み、一癖ある主人公の機転と、不器用な“戦闘員”の意外な素顔に驚かされる。この二人の物語の続きが読みたい、という読者も少なくないようだ。
リアルサウンドブックでは、本作の制作の経緯からキャラクター造形の背景、漫画を描く上で大切にしているポイントなど、作者の杉岡ケイ(@kei_sugioka)さんに話を聞いた。(編集部)