『時をかける少女』『ハイポジ』『東京卍リベンジャーズ』……タイムリープ作品の魅力を考察

タイムリープ作品の魅力を考察

 誰しも一度は「タイムリープ」、「タイムスリップ」の想像をしたことがあるのではないだろうか。だからこそ、「タイムリープ」、「タイムスリップ」が題材となった人気漫画作品は少なくない。そこで今回は、いくつかのタイムリープ作品をピックアップし、魅力を考えてみたい。

『時をかける少女』

時をかける少女 -TOKIKAKE-(KADOKAWA)

 タイムリープ作品の王道と言えば、『時をかける少女』だろう。漫画化、アニメ化、映画化、ドラマ化、舞台化……とメディアミックス展開がされている有名人気作品だ。もともとは筒井康隆原作の小説だが、ここではコミックも発売されている2006年のアニメ映画版を取り上げたい。同作は主人公の紺野真琴、間宮千昭、津田功介の仲良し3人組に巻き起こる恋愛と青春を交えたストーリー。

 原作の20年後の世界が描かれ、青春SFの金字塔として今もなお人気を博している。作中では思春期ならではの青い感情から様々なことを「なかったこと」にするため、真琴がタイムリープしまくる。

 その中でも印象的なのは、作中に散りばめられている様々な謎だ。例えば、度々登場する「Time waits fo no one」という英文もその一つだ。だが、これらの謎に対してはっきりとした答えは出ていない。さらにそこにタイムリープした意味も絡まっているため、より一層謎が複雑になっていき、深く読み解く面白さが加わっている。考察の余地があったり、シリーズが進むごとにオリジナル要素が加わったりするからこそ、『時をかける少女』の面白さとフレッシュさは色褪せない。タイムリープすることで深みを増す謎解きをじっくり味わえる作品と言えよう。



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