坂道メンバー、ソログラビアで輝くそれぞれの個性 GW限定「坂道ネクストジェネレーション+」注目ポイント

「坂道ネクストジェネレーション+」を観る

 4都道府県で緊急事態宣言が発令されたゴールデンウィーク。昨年に引き続き、例年通りに楽しめない大型連休となってしまったが、そんな今だからこそ存分に楽しんでほしいアイドルファンのためのグラビア連載がある。その名も「坂道ネクストジェネレーション+(プラス)」だ。

「坂道ネクストジェネレーション+(プラス)」とは

 この連載は、『週刊ヤングマガジン』編集部が運営するWebメディア「ヤンマガWeb」にて2020年11月よりスタートした企画。坂道グループ(乃木坂46・櫻坂46・日向坂46)の最新期メンバー全員の撮り下ろしソログラビアが、約1カ月間限定公開されるというものだ。1週間ごとにひとり分のグラビアが公開される仕組みのため、既に公開が終了しているメンバーもいる。しかし、2021年5月8日までのゴールデンウィーク期間中、既に公開終了したメンバーのソログラビアが復刻公開されることとなった。

 公開中のメンバーは、乃木坂46・4期生から、掛橋沙耶香、金川紗耶、北川悠理、佐藤璃果、筒井あやめ、早川聖来、松尾美佑、弓木奈於。櫻坂46・2期生から、井上梨名、関有美子、武元唯衣、松田里奈、山﨑天、幸阪茉里乃、増本綺良、守屋麗奈。日向坂46・3期生から、上村ひなの、髙橋未来虹。そして、通常公開期間中の森本茉莉(日向坂46/5月10日まで)、遠藤さくら(乃木坂46/5月17日まで)、遠藤光莉(櫻坂46/5月24日まで)。計21名のグラビアを閲覧することができる。

ソログラビアでしか見られない表情

 アイドルにとって、ソログラビアは特別なものだ。グループで活動しているアイドルは、グループとして、また他のメンバーとコンビとしてグラビアに掲載されるチャンスはあっても、全員がソログラビアを飾れるわけではない。それぞれの長所を活かして、モデルやドラマ、バラエティなど、さまざまな活躍の場があるため、ソログラビアに出ずとも魅力を発揮することは可能だが、グラビアでしか見られない表情があるのも事実。むしろグラビアでは、普段見落としがちなその子らしい輝きをドラマチックに切り取っていることすらあると思うのだ。

 現在公開中のグラビアのなかから、櫻坂46・2期生の増本綺良(ますもときら)を例に挙げたい。増本綺良は、清楚なルックスとは裏腹に、独特な言動で周囲を笑わせる面白い感情の持ち主だ。ときに、“櫻坂46の最終兵器”と称されることもある。グループの冠番組『そこ曲がったら櫻坂』で話していたエピソードによると、オンラインイベントの休憩時間、メンバーの山﨑天を笑わせるために椅子の隙間に顔をはめて「恐竜だよ〜」と言って見せるはずが、そこから抜け出せなくなってしまったらしい。独特な発想による驚愕のハプニング。結局、頭からは抜け出せなかったため体を通して抜けたようで、MCの土田晃之から「同じあやまちを繰り返さないよう」と言われ「次は体から通します」と返し、総ツッコミを受けていた。

 そんな不思議なキャラクターの増本綺良は、彼女の名前にちなんで、とてもキラキラしたグラビアを展開している。カラフルな宝石と自然の光が混ざり合うことで広がる、写真ならではの輝かしい空間。光に包まれるなかでより一層際立つ、増本綺良の透明感。それらの共存が、ただただ美しい。バラエティで独特な言動を見せるとき、きょとんとした丸い瞳がさらに不思議な印象を持たせているが、グラビアでは見事な反射によって、キラキラと潤いを帯びた瞳に変化するのが面白い。宝石と写ることで輝きを与えられているのではなく、増本綺良自身がひとつの宝石として、自ら光を放っているような明るさ。改めて、増本綺良の美しさを実感した。

 そんな考えを巡らせながらグラビアを見ていると、色とりどりのキラキラが、増本綺良のユニークな感性の色を表しているようにも見えるし、彼女自身がこれから放っていくオーラを示唆しているようにも見えてくる。バラエティで見られる面白さは、グラビアでは伝わらないかもしれない。けれどもこのように、そこに写る要素を汲み取りながらグラビアの全体を捉えると、もっと本質的な魅力に近づけるような気がするのだ。これこそがソログラビアの特性であり、面白みであると思う。

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