宇垣美里「頼むから黙って読んで共に胸を撃ち抜かれてくれ」 はらだ有彩の人気WEB連載が書籍化

はらだ有彩の人気WEB連載が書籍化

 はらだ有彩による最新刊『女ともだち―ガール・ミーツ・ガールから始まる物語』が、2021年4月10日に大和書房より発売される。

 『日本のヤバい女の子』(柏書房)、『百女百様』(内外出版社)などの著書が多くの女性の支持を集めている、はらだ有彩の最新エッセイ『女ともだち──ガール・ミーツ・ガールから始まる物語』。本書は、小説・コミック・映画・アニメなどの物語のなかで描かれた「女性ふたり」の関係に注目し、「彼女たち」の物語を通して「私たち」に力強いエールを送ってくれるエッセイだ。

 既存のテンプレートでは語れない女同士の関係が、いかに女性たちを支えているかを細やかな視点と筆致で描いた、自由に生きる支えとなる1冊。

宇垣美里コメント

「かつて私を救った女と女の関係を美しく力強く言葉にしてくれた。頼むから黙って読んで共に胸を撃ち抜かれてくれ」

■本書で取り上げた作品(一部)
映画『花とアリス』
アニメ『美少女戦士セーラームーン』
吉本ばななの小説『TUGUMI』
コミック『カードキャプターさくら』
コミック『櫻の園』
コミック『少女革命ウテナ』
etc.

■著者:はらだ有彩(はらだ・ありさ)略歴
関西出身。テキスト、テキスタイル、イラストを作る"テキストレーター"として活動。
2018年5月に『日本のヤバい女の子』を柏書房より刊行し注目を集める。 2019年8月に続編となる『日本のヤバい女の子 静かなる抵抗』、2020年7月に内外出版社より『百女百様 街で見かけた女性たち』を刊行。

■書籍概要
『女ともだち ガール・ミーツ・ガールから始まる物語』
著者:はらだ有彩
出版年月日:2021/04/10
定価:1650円(税込)

〈目次〉
このエッセイを読んでくださるかたへ
Chapter1 相手のかたちで自分のかたちを知るふたり
アリスと花 *花とアリス 私とあなたは同じ人間じゃなかったけど
ロッテとルイーゼ *ふたりのロッテ 一番近い他人、一番遠い家族
ミランダとアンドレア *プラダを着た悪魔 人間としての上司、あるいは「あなたをロールモデルにしない」というロールモデル
みちるとはるか *美少女戦士セーラームーン あなたが生きていてくれるから、世界を愛することができる
Chapter2 別れても別れないふたり
まりあとつぐみ *TUGUMI あたしが変わらずいやなやつだったことを、おまえは変わらず覚えているだろう?
ファデとルウルウ *ファンション・ファデ 異性婚でも同性婚でもない「本物」の関係
知世とさくら *カードキャプターさくら 決して私の登場しない、あなたの物語を未来永劫記し続ける
フレッドとロランス *わたしはロランス もうこの手の中にないのに、どうしても手放せない
前斎宮と中将 *我が身にたどる姫君 「元カノ、絶対許さねえ」とあなたに言えるのは私だけ
Chapter3 くびきから逃れるふたり
志水由布子と倉田知世子 *櫻の園 女でいなくていい場所で、私はあなたが「好きよ」
ルイーズとテルマ *テルマ&ルイーズ 一緒に死のうね、つまり、一緒に生きようね、絶対
菊子と妙 *麒麟館グラフィティー 女の敵は女だか何だか知らないけど、私はあなたが好きでいられてうれしい
枝織と樹璃 *少女革命ウテナ お姫様とお姫様はドレスを脱いでいつか幸せに暮らす
おわりに

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