乃木坂46 鈴木絢音が語る、“王道ではない写真集”を目指した理由「10年後に見返しても古くならない作品になった」
朝から晩まで、ただただ旅の瞬間を
――ロケで行かれたタヒチ島・モーレア島はどうでしたか?
鈴木:とっても楽しかったですね。ご飯も美味しかったです。やっぱり南国なので魚介が良くて、特にポワソン・クリュという生のマグロをあえた料理が凄く美味しかったんです。また行きたいくらいですね。
――海も凄く綺麗ですよね。
鈴木:綺麗でした! この写真(海で泳ぐ鈴木さんを真上から撮った写真)は、近くにあった水上コテージの足元がガラスになっていたので、私がその下に行って、ガラス越しに撮ってもらったものなんです。
――お酒を飲んでいるカットもありますね。とても大人っぽい印象ですが、このときわりと酔ってます?
鈴木:おしゃれなカクテルだったんですが、結構度数が強くて……多分一杯も飲みきれていないんですけど、めちゃくちゃ酔いました! 酔って完全に寝ちゃってる姿も撮られてますね(笑)。
――お酒は普段から飲まれるんですか?鈴木:飲みます! でも激弱です。こんなに笑ってる写真ないよなってくらい笑顔の写真もあって、これはお酒を飲んでいないと出なかった表情だと思います。こんな瞬間も逃さず撮っていただけて、ありがたいですね。
――本当に、旅の瞬間瞬間を切り取られているんですね。たくさん素敵なカットがあると思いますが、特にお気に入りのカットはありますか?
鈴木:表紙の写真が好きですね。これも不意に撮っていただいた写真なんですよ。ずっと髪の毛をおろしていたんですけど、撮影が終わったあとに暑いからってメイクさんがぐしゃぐしゃってまとめてピンで留めただけなの髪型なんですよね。だから、お団子をしているわけでもないんですけど。まさか表紙になるなんて思わなかったです!
――撮影は4〜5日あったと伺いましたが、そこまでの長期間、自分だけを撮られるということも今までなかったと思います。
鈴木:スタッフのみなさんとお話しながら、和気あいあいと旅をしているという感覚が強かったので、自分が撮られているっていう意識はあんまりなかったです。旅行に行って帰ってきたら写真集ができてた!という感じでした。
撮影自体は朝起きてから日が沈むまで、四六時中、ずっと撮っていただいていました。それでも全然、苦痛には感じなかったんです。本当にのんびり旅行させていただいたような気持ちでした。
――この写真、凄く気になりました(アップで写っている鈴木さんの腕にコルクが押し付けられている写真)。これ、何してるんですか?
鈴木:これは、ボディオイルの匂いをどれが良いかなって試しているところです(笑)。次のページに匂いを嗅いでいる写真があって、間に赤土の写真を挟んでいるから繋がっていないように見えますけど、実は繋がっているんですよ。
――ストーリーが繋がっていたんですね!
鈴木:意外と繋がっている写真が多いです。でも、確かに説明がないと分からないかもしれないですね(笑)。
スタッフ:ここの足元だけの写真と上半身だけの写真も、服が別れていて分かりにくいですけど繋がってるんですよ。
鈴木:あ、それ私も気づかなかったです! 今知りました(笑)!
――まさか本人まで(笑)。しっかり読み込めば、他にも繋がりが見えてくるかもしれませんね。後日、ファンの方を集めて写真集の解説イベントでも開きますか(笑)?
鈴木:そうですね、解説イベント開きましょう(笑)!