2.5次元俳優・荒木宏文の名作フォトブック『History』に詰まった奥深い美学

荒木宏文の名作『History』を振り返る

 「朝・昼・晩夜」の切り替わりの間には、彼をよく知る人物達の対談も。崎山つばさ、瀬戸康史、松岡充(SOPHIA)と非常に豪華な顔ぶれなので、そちらも要チェックだ。

 ただ写真を撮って、載せて、終わり……なだけのフォトブックではない。そこには荒木のカリスマ性を感じさせる、奥深い美学があった。読むだけで彼のことをもっと知りたくなってしまう、不思議な魔力を持っているとも言える。

 それを写真で現わせるなど、そうそう出来ることではないだろう。荒木宏文とは素晴らしき一人のアーティストであり、最高の"表現者"なのだ。

■たかなし亜妖
平成生まれのサブカル系ライター。ゲームシナリオライターとしての顔も持つ。得意技は飲み歩きと自炊。趣味はホラー映画鑑賞。

■書籍情報
荒木宏文フォトブック『History』
撮影:MARCO
定価:3,600円(税込)
出版社: 東京ニュース通信社
公式サイト

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