烏野、青葉城西……『ハイキュー!!』3年生たちが見せる“同期の絆”

烏野、青葉城西……『ハイキュー!!』3年生たちが見せる“同期の絆”

 バレーボールに青春をかけているからこそ、『ハイキュー!!』でのチームメイトたちの絆は強い。日向がブラジルでの修行の最中、落ち込む自分を励ますべく見ていたのは烏野の同期5人で撮った写真だった。人生の中のたった3年間、されど3年間。その中で培われた絆は何よりも固い。

 3年生にとっての「最後の試合」は、いつ迎えることになるか分からない。タイミングによってはインターハイ予選で敗退すれば引退になる高校もある。本稿では、そんなギリギリの戦いの中で生まれた同期の友情、その絆について振り返ってみる。

日向を支えた烏野3年生

 春高に出場した烏野を見て入部したものの、ちょうど低迷期を味わうことになったのが烏野の3年生だ。回想シーンから伺うに入部当時から澤村が菅原と東峰を引っ張りつつ、良好な状態で高校時代を送っているように見える。マネージャーの清水潔子も澤村が勧誘した。そんな4人が一緒に行動する姿は春高前から多く見受けられる。春高直前の初詣にも4人で出掛けている。

烏野高校バレー部マネージャー・清水潔子

 特に印象的なのは春高1回戦日向のシューズがなくなったハプニングの時。清水は、ベンチを後輩マネージャー谷地に託して取りに向かう。中学時代は陸上選手だった清水は走りながら回想する。

「練習して練習して練習して積んできたものは想像以上にあっけなく終わる」
「その事実を私は自分で思っている以上に恐れていたのかもしれない」

 バレー部のマネージャーとして部活に打ち込みつつも、どこか他人事でいた。そして「最前線」に立たなくていいことに安堵感を覚えていた。それでも、ずっと一緒に戦ってきている。負け続けていたときも、東峰が部活に姿を見せなくなり、澤村や菅原が悩んでいたときも側にいて知っていた。

「チームメイトは徐々に他人ではなくなった」

 第367話、春高準々決勝。ボールがコートに落ちた瞬間。見開きページで烏野のチーム、そして大きく描かれた澤村たち4人の表情と共にあるのはサブタイトルーー「俺たちの春が終わる」。

 このチームで戦う春高が終わると言う意味と共に、1話より以前から続く澤村たちの物語に一旦ピリオドが打たれたのかもしれない。

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