累計700万部『ビブリア古書堂の事件手帖』が再始動 「今回の新作は一冊まるごと横溝正史です」
累計700万部突破の大人気古書ミステリ『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズ最新刊『ビブリア古書堂の事件手帖II~扉子と空白の時~』が、7月18日にKADOKAWAより発売される。
6月25日には公式サイト(https://biblia.jp/)もリニューアルオープン。最新作の発売を記念して、著者の三上延からのコメントのほか、登場人物紹介なども公開中。
著者・三上延コメント
今回の新作は一冊まるごと横溝正史です。もし栞子と大輔が古書の謎を完全に解くことができず、長い年月をまたいで再び挑むことがあったら――
そんな考えが横溝の小説と結びついたのが出発点でした。本作では結婚したばかりだった頃の過去の栞子たちだけではなく、私たちが今生活している現在に近い時間軸の二人も描いています。そして、さらに未来で成長した娘の扉子も。
今後も篠川家とビブリア古書堂がどう変化していくのか、次の世代である扉子を中心に描いていけたらと思っています。
1971年神奈川県横浜市生まれ。10歳で藤沢市に転居。市立中学から鎌倉市の県立高校へ進学。大学卒業後、藤沢市の中古レコード店で2年、古書店で3年アルバイト勤務。古書店での担当は絶版ビデオ、映画パンフレット、絶版文庫、古書マンガなど。2002年に電撃文庫『ダーク・バイオレッツ』でデビュー。2011年に発表した「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズは累計700万部を突破するベストセラーになり、TVドラマ化、実写映画化、コミカライズ、スピンオフ小説などのメディアミックス展開もされている。
■書籍情報
『ビブリア古書堂の事件手帖II~扉子と空白の時~』(メディアワークス文庫)
著者:三上延
イラスト:越島はぐ
発行:株式会社KADOKAWA
発売:2020年7月18日※電子書籍同日配信予定
定価:本体630円+税
詳細ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/321911000211/
【あらすじ】
ビブリア古書堂に舞い込んだ新たな相談事。それは、この世に存在していないはずの本――横溝正史の幻の作品が何者かに盗まれたという奇妙なものだった。
どこか様子がおかしい女店主と訪れたのは、元華族に連なる旧家の邸宅。老いた女主の死をきっかけに忽然と消えた古書。その謎に迫るうち、半世紀以上絡み合う一家の因縁が浮かび上がる。
深まる疑念と迷宮入りする事件。ほどけなかった糸は、長い時を超え、やがて事の真相を紡ぎ始める――。