野球小説の名手、本城雅人が電子書籍で自作を3週間限定無料配信 「皆で開幕する日を喜び合えたら」

野球小説の名手、本城雅人が電子書籍で自作を3週間限定無料配信 「皆で開幕する日を喜び合えたら」

 元スポーツ紙記者で小説家の本城雅人は、度重なるプロ野球開幕の延期のニュースを受けて、自らの小説(電子書籍)を期間限定で無料配信することを決めた。対象となる作品は、『球界消滅』『トリダシ』(文藝春秋 刊)、『スカウト・デイズ』(講談社 刊)で、配信期間は4月24日~5月14日の3週間。

 球場でもテレビでも野球を観られない現状の中、せめて小説で愉しんでほしい、という願いから実施されるという。

本城雅人のコメント

スタジアムで贔屓のチームを応援し、野球中継を観戦して、夜のスポーツニュースや翌日の新聞を楽しみにするという野球ファンにとっての日常が、断たれました。
子供の頃からの野球ファンで、野球のおかげで小説家になれた私にとって、この延期で野球が人々の身近なものではなくなってしまうことをとても憂慮しています。
まだしばらく我慢の時期が続きますが、小説を読んで、必死にプレーする選手や野球場の景色、ドキドキする緊迫感を思い出し、皆で開幕する日を喜び合えたらと、希望を抱いています。

作品紹介(刊行順)

『球界消滅』文藝春秋刊
弱小球団、横浜ベイズの副GM大野は、独自の理論でチームを見事に立て直す。だが一方で、球界全体を揺るがす途方もない計画が進行し、大野もその渦中に。もし日本プロ野球で、球団再編と、MLBへの編入が同時に起きたら……。日本球界への警鐘を鳴らす、戦慄のシミュレーション小説。
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/1679027900000000000S

『スカウト・デイズ』講談社刊
毎年、ドラフトで隠し球を指名するのが『堂神マジック』だ。その怪物スカウトに見習いとしてついた純哉は、次々出される不可解な指示に翻弄される。競合球団を出し抜き、幻手を寝返らせるための想像を絶する手練手管。奪い合いと騙し合い、壮絶な駆け引きに満ちた世界を描いた白熱のエンターテインメント!
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000212298

『トリダシ』文藝春秋刊
ドライチ入団で活躍したベテランエースから引退の独占スクープを託された女性記者。満を持して書いた原稿はなぜかボツに――。「とりあえずニュース出せ」が口ぐせの、優秀だが敵も多い名物デスクの鳥飼に部下たちは日々、翻弄される。臨場感溢れるスポーツ紙の熱き現場を描き、著者の新境地となった快作!
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/1679104800000000000H

■著者 本城雅人(ほんじょうまさと)プロフィール
1965年神奈川県生まれ。明治学院大学卒業。産経新聞社入社後、産経新聞浦和総局を経て、サンケイスポーツで記者として活躍。退職後、2009年に松本清張賞候補となった『ノーバディノウズ』で作家デビュー。2010年、同作で第1回サムライジャパン野球文学賞大賞を受賞。2017 年、『ミッドナイト・ジャーナル』で吉川英治文学新人賞受賞。2018年、『傍流の記者』が直木賞候補に。

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