高校野球激戦区神奈川で強豪私学に“打ち勝つ” 相模原高校監督の教え『打撃伝道師』

強豪私学に勝つ、公立野球部監督の教え

 2019年夏の甲子園神奈川大会で横浜高校を撃破して話題となった県立相模原高校。その監督である佐相眞澄の教えを一冊にまとめた『打撃伝道師 神奈川から甲子園へ――県立相模原で説く「コツ」の教え』が、2月25日にカンゼンより発売される。

 佐相の教える県立相模原は、高校野球の強豪私学が集まる神奈川県の高校だ。県立相模原はスポーツ推薦なし、学業との両立のため平日の練習は2時間半。佐相は横浜、東海大相模、慶應義塾、桐光学園を“四天王”と位置付け、戦いに挑む。同書には野球の技術論のみならず、限られた環境下でいかに効率のいい取り組みができるかなど育成論・指導論まで掲載されている。

■佐相眞澄(さそう・ますみ)プロフィール
1958年8月31日生まれ、神奈川県相模原市出身。法政二高から日本体育大へ進学。強打の外野手として大学4年時に明治神宮大会優勝を果たした。卒業後は相模原市立新町中から大沢中、東林中に赴任。大沢中では1992年に全日本少年軟式野球大会3位。東林中では1998年の全国中学校軟式野球大会で3位など数々の成果を挙げた。2005年に川崎北高の監督に就任すると県立校ながら、打ち勝つ野球で2007年秋の県大会でベスト4。2012年に県立相模原高に着任。2014年夏にベスト8、同年秋にベスト4、2015年春は準優勝を遂げ、同校初の関東大会出場を果たす。2018年夏は準々決勝で敗れるも、東海大相模を9回まで8対6とリードした。2019年夏はノーシードから勝ち上がり、準々決勝では横浜を打撃戦のすえに下し、創部初のベスト4進出。名門校を倒した県立校として、大きな話題を呼んだ。

■書籍情報
『打撃伝道師 神奈川から甲子園へ――県立相模原で説く「コツ」の教え』
著者:佐相眞澄
出版社:株式会社カンゼン
発売日:2020年2月25日
価格:本体1,600円+税
http://www.kanzen.jp/book/b498162.html

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