『文藝』創刊86年、初の2号連続増刷 『詩(うた)・ラップ・ことば』特集で尾崎世界観の小説

『文藝』史上初の2号連続増刷

 季刊文芸誌『文藝』(河出書房新社)は1933年の創刊号以来、86年ぶりの3刷となった秋季号に続き、2019年冬季号を発売4日での増刷を決定した。86年の歴史の中で2号連続の増刷は『文藝』史上初となる。

 2019年4月発売の夏季号において約20年ぶりに大幅リニューアル。リニューアル2号目の秋季号(特集「韓国・フェミニズム・日本」)は発売5日で増刷決定、さらにその増刷分が予約のみで完売して創刊号以来となる3刷が決まった。リニューアル行ってから、3号中2号が増刷となっている。

編集長コメント

 国内外で「ことば」を信じる力がゆらぎつつある今、86年続いている文芸誌の現代における役割を日々考え続けています。そうした中、秋季号の「韓国・フェミニズム・日本」特集に続き、多くの読者の方々に今回の『文藝』を楽しんでいただけていることを編集部一同心より嬉しく思います。これからも『文藝』編集部は言葉の力を信じて、最高に面白い誌面をお届けできればと思います。

■書籍情報
『文藝 2019年冬季号』
判型:A5
定価:1,350円+税
文藝公式ページ:http://www.kawade.co.jp/np/bungei.html

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